防虫防鼠・食中毒・ノロウイルス対策
・ノロウイルスを持っていて、つまりはトイレで放出していても、症状が出ない(3割程が居るということ)為、分からない。、体調不良でなくてもノロウイルスの危険があるということです。→常に手洗いをしっかりする対策が必要です。
・トイレが感染源になります。トイレの個室の内側の鍵、トイレから出る時に(もしドアがあれば)その取っ手なども汚染されていたと考えられます。ここが他の従事者への感染源にもなります。→トイレの内鍵を肘開けに変えたり、塩素系の消毒をしょっちゅうする事が必要です。手荒れしない次亜塩素酸水を使うと便利です。(アルコールは効きません)
・ノロは乾燥した状態でも、4℃では8週間程度、20℃で3~4週間生存するとされています。冬場は低温なので、ノロウイルスが長期間存在する為、冬場に流行します。冬は乾燥する為、ノロが空気中に拡散するのも原因です。
・ノロは85℃以上で1分間以上の加熱で失活します。(普通の食中毒菌より10℃ほど高い)
・作業の現場で手袋をしても、その手袋を付ける時に手袋表面をつまみますから、そこにノロウイルスが付着しています。→手袋をしたあとの「再手洗い」が必要です。ノロウイルス対策として「再手洗い」
・ノロウイルスを持っている人が大便をしたあとトイレットペーパーでお尻を拭くと、ウイルスはペーパーを染み透って指を汚染します。この時億単位のノロウイルスが付くということです。それが拡散感染します。人が数十個ノロウイルスを口に入れれば感染します。ノロウイルスは少量でも強力です。→従事者全員が認識していなければなりません、教育が必要です。
・ノロウイルス食中毒に感染してしまったら→下痢止めは飲んではいけません。薬は効きません。下痢でウイルスを早く出してしまうことです。
・体は治っても、ウイルスは1〜2週間体内に残ります。→医者で、ノロウイルスが無くなったことを確認してから仕事に戻って下さい。
・給与対策→休まなくてはならなくなった場合の給料、特にパートアルバイトについて、対策が必要です。休んで収入が無くなると困るので、無理して(言わないで)仕事に入ってしまわないような対策です。
さらに詳しくはこの下段にあります
--------------------------
ノロウイルスが大変な状況で、何とか抜本的な対策が無いのかという問い合わせがいろいろ来ますが、画期的な対策はありません。
そんな中で気を付けるポイントを記事にしています。
ノロウイルス対策として「再手洗い」(2013/11)
ノロウイルスの追加対応策3つ(2013/01)
冬に向かって、ノロウイルス対策を(2008/10)
ノロウイルスを施設設備とソフト面で対策をする(2007/12)
従事者の手の汚染拡散防止のための修理と対策(2012/01)
以下はO-157に関する記事です。
浅漬けによるO-157事故を自社の危害分析に応用する (2013/01)
O-157とユッケの食中毒(2011/05)
O-157対策(2009/09)
O-157とHACCP HACCPのやさしい解説(1996/10)
O-157の裏側(1996/9)
下記の記事を参考に自社の問題が分析できると思います。
中国製餃子問題で自社のハザード分析をする(2008/02)
工場の設備や場所・従業者のユニフォームなどを見直すことにより、多くの問題を解決することができます。以下の記事の中に、御社の工場でのヒントがあると思います。
照明の修理と対策(2011/04)
工場周囲からの危害を防止する(2007/10)
トイレの衛生管理(2012/05)
食品を床に直置きしない方法いろいろ(2012/05)
作業前の空運転によるOPRP (2008/04)
埃の付いた段ボールやクラフト袋を、清潔ゾーンに持ち込まなければならない場合 (2012/05)
従事者からのハザード防止 (2011/10)
更衣室での私服と作業衣の交差 (2008/04)
30秒手洗いの勧め (2008/03)
サイレンによる手消毒のOPRP (2008/04)
食品工場に入る前の衛生管理 (2007/04)
入場の手順を決める (2006/01)
休憩時の安全対策 (2006/04)
タバコについて (2007/11)
検査と目視のダブルOPRP (2008/04)
取っ手の汚染と検査で食中毒防止 (2007/08)
ユニフォームに関して
長靴か、短靴(シューズ)か (2007/05)
ユニフォームの洗濯 (2007/05)
ユニフォーム選定10ポイント (2007/05)
ユニフォームの洗濯とリース導入 (2006/03)
帽子 (2013/03)
作業衣及び保護着 (2013/03)
マスクの使い方.曇らない方法 (2008/02)
手袋 (2013/03)
手袋の選択ポイント (2007/08)
ポジティブリスト制度によって、化学物質を使用がかなり制限されたことにより、食品の安全性は高まりました。
食品工場も生産者も、化学物質を使わない防虫システムが急務になっています。
下記で化学物質を使わない防虫方法をご紹介しています。
薬剤、化学物質を使わない防虫 (2008/03)
その他の記事です。
中途半端な加熱料理の安全検証 (2009/10)
毎週月曜日、上記のようなHACCPに関する記事をメールマガジンで配信しています。
このメールマガジンへのご登録はコチラです。