帽子

投稿日: 2013/03/10 2:26:12

マジックテープを使わない帽子もある

ISO22002の[13.4 作業着及び保護着]で「毛髪、あごひげ及び口ひげは、ハザード分析が別途禁止を指示しない限り、保護されなければならない(すなわち、完全に囲う)」とある。

野球帽的な毛髪を完全に覆えないものでは、毛髪とフケの混入の危険がある。フケには黄色ブドウ球菌があり、これが食品に落下して増殖すると急性食中毒になる。完全に覆うためにはインナーネットを付けてから頭巾型の帽子を付ける。

頭巾型の帽子はマジックテープで留める方式が普通だが、マジックテープの溝に毛髪が引っかかることがあるので、マジックテープ無しにすっぽり被るだけでしっかり毛髪をカバー出来る型も出て来ている。これだとインナーネット無しでも毛髪を囲い込むことが出来る。<http://k-sanitary.com/products/list.php?category_id=8>

まつ毛と眉毛

これが混入したクレームもある。眉毛については、帽子又はインナーネットを眉毛が隠れるまで降ろす装着でカバー出来る。目のすぐ上までカバーするので最初は違和感があるが、すぐに慣れる。

また、まつ毛と眉毛用の粘着シートがあり、これを帽子の装着前に使って、抜けかかっている毛を取り去る方法がある。もう一つは、ハードな装着になるがゴーグルを付ける方法だ。ある菓子を製造している工場では最終製品のパッケージをする工程の従事者だけゴーグルを装着している。