投稿日: 2013/04/11 23:19:53
ある食肉加工工場で、長靴の中が蒸れて汚れて臭って困ることが問題になっていました。そこで「なぜ長靴を使うのか?」という問い掛けをしてみましたら、考え込んでしまいました。食品工場でなぜ長靴を使うかですが、水を使うから長靴が必要になる、ということになります。
しかし、最近の考え方は、出来るだけ水を使わない方法になってきています。
水を使わなければ、衛生管理がやりやすいですし、細菌やカビの増殖を抑えることが出来ます。作業中はドライな床で行ない、作業終了後、泡洗浄や水を流しての洗浄を行ない、仕上げは水切りと乾燥。そして、翌朝まで湿度を出来るだけ落とす方法がベストです。
こういう方法ならば、作業中は長靴よりも、短靴の方が軽く、フットワークが良く、蒸れないで、清潔にできます。更に低価格でもあります。
ウオーキングするのに、スニーカーではなく、長靴でやったら大変なことになってしまいます。
ある総菜工場では、製造作業では短靴を使い、作業終了後の清掃と洗浄になると、担当の方は長靴に履き替えています。こうすれば、快適な製造作業ができ、洗浄時だけしか長靴を使わないので、履きっぱなしで蒸れることもありません。
長靴か、短靴か、考えてみませんか?