投稿日: 2017/04/21 1:19:48
製品を直接乗せるコンベア、あるいは入れるコンテナには2つあると考える。
殺菌前か、あとか、の、2つだ。
殺菌前のコンベアが多少汚染していても、そのあと殺菌工程があるなら(僅かな汚染はあるものの)、大丈夫だ。
しかし、殺菌後、パッケージまでの間でコンベアを使っていたら、そのコンベアの汚染がそのまま製品に影響する。
前述した事例のすべてがこれに関係する。
コンテナの場合、洗浄殺菌したものを使う。使い回しはやってはいけない。
コンベアの場合、連続して回転しているので、前述のマルチスライサーのように時間を決めて洗浄するといい。しかしながら、コンベアの洗浄や、コンベアそのものの交換は、時間がかかる。
そこで、自動洗浄が出来るか、ということになる。
コンベアの自動洗浄機はあり、コンベアラインの中に設置して、回ってくるコンベアを常時洗浄する装置だ。これは大型のコンベアラインにはオプションとしてもあるのだが、中小規模のラインに設置できるものはあるものの、結構高額だ。
簡易版で小型低額のコンベア自動洗浄装置はあるメーカーで開発が進められていて、2017年春ぐらいには完成する見込みだ。情報を得ている多くの食品工場では待ち焦がれている。
このコンベアの汚染対策を今までどうしていたかというと、多くは気が付いていないまま来ていたようだ。