投稿日: 2017/02/17 4:22:27
天井裏に湿気が溜まり、結露になって蛍光灯、火災報知機、電源ソケットなどの取り付け縁からにじみ出ている工場がある。結露は汚染されているので、製造している上から落ちると危害になる。電源系統では漏電になる。
この天井裏の結露をなんとかしようとウレタンなどを入れて吸水している工場があるが、水を吸っても乾燥するわけではないし、どんどん重くなり、天井が一気に落下してしまった工場もある。
これを直すには2つばかり方法があり、一つは天井裏に除湿機を入れ、吸い出した水をパイプで排水桝まで持っていく。こうすれば連続して除湿を続けられる。
もう一つは、天井裏の片側からフィルターを通してファンで風を送り、反対側からやはりファンで廃棄する。あるいは排気だけして反対側から吸気が自然にできるようにフィルターを付けた穴を開ける。こうすると天井裏を風が通って乾燥する。フィルターはごく細かいメッシュにして、虫の侵入を防ぐ。この風通しは天候や季節によって運転する。湿度の多い夏場などに運転して、その他はファンの外側をシャッターでしっかり塞ぐようにする。
なお、天井の結露を直接無くすには、サーキュレーターを天井にむけることだ。