投稿日: 2017/01/12 23:47:51
虫の内部発生による増殖になり、製品への混入になる。
細菌は増殖し、生鮮食品では鮮度劣化や変色とドリップによるクレームや腐敗へのハイスピード化となる。加工食品では腐敗への加速化になる。
これらの危害はまとめれば生物学的危害で、温度と湿度で起こるが、特に湿度だ。
工場内の温度を監視している工場はほとんどだが、湿度については監視していない工場が多い。
そこで、カビの増殖防止対策として湿度のコントロールを行うと、虫と細菌の抑制対策に繋がる。
カビの増殖を抑えるためのデータを2つ程紹介する。
一つは「effects of reducing relative humidity on fungal viability」Keiko ABE で、結論は、湿度43%以下を毎日3時間以上キープすれば増殖を抑えられる。
もう一つはNPO法人力ピ相談センターの高鳥浩介氏のデータで、湿度67%ぐらいからカビの増殖が急増する、とある。ということはせいぜい60%以下なら、増殖は抑えられる。