vol.873 コストかからず便利な運営いくつか-4 トレーサビリティーをGPSデータ付き写真で
投稿日: 2017/01/07 3:11:56
トレーサビリティーの情報、確認を、前述のGPSデータ付きのデジカメあるいはスマホの写真でカバーできる。
作物や養殖の状況と、収穫、そして出荷時のロット番号やラベルの接写、といった一連の写真を撮影し、これを販売先が見られるようにウエブページにセットする。あるいは出荷先に写メールで送信する。これがそのままトレーサビリティデータになる。
画像に位置データと秒単位までの時間が入っているので、ごまかしは出来ない。おまけに簡単だ。
不良品を廃棄業者に委託したら、その廃棄業者が転売していた事件があったが、この対策で、廃棄あるいは焼却までの確認に人を派遣しなければならなくなった事業者もある。大変な負担だ。
そこで、この経過を、ポイントごとに、廃棄不良品のラベルの接写も含めて撮影し、これを確認証拠にすることも出来る。
廃棄ロットの全体と、ラベルの接写、そして焼却炉に入れ始めたところと、途中次第に減っていく不良品の山の何枚かの写真、そして最終の写真。これらが秒単位と位置情報とともに一連の記録になる。(まあ、ごまかそうと思えば、デジカメの時間をセットし直すなどのこともできるが、スマホならインターネットによる時間なので、素人に改ざんは出来ない)