vol.786 食品工場における異物混入対策-04/13 ダンボールをどこまで入れるか

投稿日: 2015/03/14 3:15:35

原材料はダンボールに入っているものが殆どだが、そのダンボールは、ホコリ、ゴミ、虫などの異物付きだ。そこでこれをどこまで入れるか、入れてもいいか、どこで外して中身を工場内の製造ラインに乗せるのかが明確に決まっているだろうか。

ダンボールのまま倉庫まで入れ、倉庫内で中身を出して下処理室に入れる方法。そうではなく、搬入されたら開梱室に移してから中身を出し、中身だけを倉庫に入れるところもある。どちらの方法でも良いが、境目をしっかり決めておかないと、工場内部まで汚染が入ってしまう。

出荷のダンボールも同じで、フィルムパック、パウチパックなどの内包装をするフィルムやパウチはもともとダンボールに入っているので、どこでどのように内包材を段ボールから出して、パッケージ室に持っていくかが重要だ。

パスボックス経由で入れる工場も多いが、量が多い工場ではダンボールから出してからキャスターで持ち込むところもある。この場合、ダンボールから出して内包材をキャスターにどのように乗せるのか、雑にただ出すだけだと、ダンボールの汚染が心配だ。キャスターも内包材の運搬専用の常に清潔に管理しているのが必要になる。