投稿日: 2014/07/25 8:12:11
2014/7/22に発覚したこの問題に対する対策。
このメーカーは、中国当局の監査実施が前日に電子メールで来ると、改ざんした資料を隠していたという、日本からの視察にも同じように対処していた。これを見極めるのは、衛生管理の調査では出来ない。
そもそもHACCPは、自主的に安全に製造しようとする為のシステム、HACCPをやっていると安心させておき、その裏でごまかしていたわけだ。いわばHACCPを悪用していた。
衛生安全管理は保健所が対応するが詐欺は警察だ。
日本国内の現場の例だが、地元産の穀物を使用、と広報している加工工場に鑑査員がいきなり行ったら、工場の裏に中国産穀物の段ボールゴミが沢山あったという。
今回のようなごまかしは他にもあるだろう。対処の決定的なものはないが、いくつかの方法を考えてみよう。
ネットワークカメラの活用
インターネットで遠隔監視と操作が出来る。
110度の広角視野カメラならば、作業場のかなりの範囲を少数台で死角無く監視出来、ハイビジョンカメラなら、画像の一部を拡大してもかなりの精度で分析出来る。逆にズーム機能を使えば、特定の場所をフォーカス出来る。
4K,8Kといったスーパーハイビジョンテレビへの進化でカメラの価格もこなれてきている。
記録コストも、カメラの視野が動かない〔製造していない〕時には記録はされないように節約出来る。
次週に続く