投稿日: 2014/06/22 20:22:30
清掃しても、工場内が同じ環境なら、再び増殖し、また清掃ということになる。これでは費用がかかってしょうがない。
防かび剤もいろいろあるが、増殖してしまう環境で使うよりも、増殖しない環境にしてから使う方が効果的。
清掃するにしても、防かび剤を使うにしても、増殖しない環境にしてから行なう方がコストパフォーマンスは良くなる。防カビ環境ができていれば、低コストでカビ対策が出来るからだ。
まずは除湿対策
理想的には、湿度43%以下に、一日3時間以上保つことが出来ていれば、カビは増殖しない。そこまで下げられなくても、湿度60%以下に出来れば効果がある。
温度を監視している工場は普通だが、カビ対策の為には湿度も一緒に監視すべきだ。
現在カビで困っている工場は、すぐにカビ清掃や防かび剤を使わないで、除湿対策をしてからにする事だ。
製造作業終了後、清掃洗浄した後、空調の除湿運転、除湿機、扇風機、換気などを使用して湿度を下げるようにする。
蒸気を出す機器は、蒸気が拡散しないような対策をする。ダクトがあっても、機器から高く離れていれば蒸気は拡散し、天井に上がり、カビの増殖につながる。ダクトと機器の間にビニールカーテンを下げれば拡散防止になる。