投稿日: 2015/10/22 23:43:41
個人の毛髪は作業糸帽子の隙間から落下するのもある程度あるが、作業衣に付着したっものが作業場所で落下する確率もかなりある。
作業衣に付着するのは、自宅から工場までの間の通勤中に(混んだ)電車やバス、マイカー内で私服に付着したゴミや、自分の毛髪になる。
これらが、更衣室で作業衣に接触し(粘着ローラーやエアシャワーを僅かな確率で通過して)、工場内に持ち込まれる。
そこで、私服と作業衣が交差しないようにすることが大切だ。
まずはどれだけ抜けるかの認識
日本毛髪抜け毛研究会というのがあって、このホームページを見ると、毛髪は個人差が大きいが、平均すると一日60本ほどが抜けて(抜け替わって)いる。
8時間工場内に百人が居たら、2千本が抜けていることになる。
このことを従事者全員が認識するだけで「大変だ!」と認識して注意するので、これだけでかなりの効果になる。
コートを工場入口に入ったらすぐに置ける場所を用意す
冬場のダウンや防寒コートはゴミの塊だと考えたほうが良い。これを工場に入ったらすぐ、できるだけ入口に近いところに引っ掛けるか棚に置いてから奥に入っていくようにする。異物で汚染されたコートをここで止めるのだ。
ブラシか櫛、出来れば粘着ローラーもかけてから更衣室に入る
更衣室に毛髪を持ち込まないために、毛髪を取り除くブラシか櫛を用意し、かけてから更衣室に入るようにする。
ここで粘着ローラーをかけると、大量の繊維くずの埃がテープに付く。白っぽい衣服だとわかりにくいが、黒い衣服でやってみるとよく分かる。家庭で掃除をすると埃がたくさんあることがわかるが、あれは要するに繊維くずなのだ。