投稿日: 2012/12/12 5:31:41
ある漬物工場では、生鮮の野菜原材料からの製造と、塩蔵山菜を戻した製品の2つの製造ラインがある。
十年以上前に塩蔵からの製品ラインに真空パック機を入れていたのだが、数年前から生鮮原材料からの製品でも真空パックを使うようになり、
下の図のように、遠いところにある塩蔵の真空パックまでキャスターで持って行って、また元に戻っていた。
最近では塩蔵からの製品は少なくなり、生鮮からの製品の方が真空パック機を多く使うようになってきた。
長い歴史の中で次第にこうなってきたので、この非効率さに気付かないまま来ていたが、HACCPの動線とゾーニングの検討の中で、この問題が発見された。
解決は簡単で、下の図のように真空パック機を生鮮からの製品ラインに移動しただけだ。
少し残っている塩蔵からの製品も、冷蔵庫の中を移動するだけで問題ない。これによって、かなりのコストダウンと、製造効率アップ、そして異物混入危険率の減少につながった。