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1976年から食品施設の運営管理に関わり、84年からHACCPのコンサルをスタート。数多くの工場で安全確保、作業効率アップの支援します。
今週の写真:オーストラリアの食肉専門店。ガラス張りの熟成を兼ねた冷蔵庫は顧客から見渡せる。

「週刊HACCP」1201号: 結露、カビ、虫対策-3 結露が高湿になり虫の発生元になる

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結露が出るということは、その水分が空気中に抱き込まれることになり、湿度が上がる。そうするとカビの発生になる。

カビは湿度が67%あたりよりも高くなると出てくる。湿度がカビを発生させるのではなく、カビというのはごく小さなものが空気中にいくらでもあるのだが、それが高湿になると急に増殖を始める。低湿ならばカビはあっても増殖しない。また、空気が動かない、つまりはよどんでいてもカビは増殖を始める。

更に、高湿である程度温度が高いと虫の問題になる。温度がある程度高くて湿度も適切に高いと、虫の増殖に適切な環境になるので、ほんの僅かの虫が居ただけでも、急速に増殖を始める。

結露が出れば、カビと虫の増殖が始まるわけだ。

なので、カビと虫の問題を何とかするには、結露が出ないようにすることになる。ではどうするか。

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