日本の多くの食品工場では、強アルカリや強酸といった化学洗剤がメインの現場がほとんどだ。
しかし現場は、強い薬剤によるスタッフの手荒れや労働環境の悪化。そして、年間を通じて目に見えないレベルで進む、ステンレス装置の腐食や、塗床・ゴムパッキンの劣化がある。これによってできた機械や床のミクロの傷が、汚れと菌の定着を招く原因にもなっている。
また、従事者への手荒れ、皮膚や目への影響に対しても、ゴーグルや強力なマスクの着用などの防御が必要で、女性従事者は嫌がる。
そこで提案するのが、欧米の先進的な工場ではすでに世界標準となっている『ハイブリッド洗浄』、つまり洗剤の使い分けだ。
すべてを植物洗剤に置き換えるわけではない。従来の化学洗剤の強みを活かしつつ、日常の清掃や設備保全に『植物天然系洗剤』を組み合わせるのだ。
これにより、劇物で『溶かす』洗浄から、ナノの力で『傷つけずに剥がす』洗浄へとシフトさせる。結果として、頑固な油汚れに対する【洗浄力UP】、機械を痛めない【設備長寿命化】、そして植物天然系洗剤の特性である超高希釈運用による【大幅なコストダウン】を同時に実現できる。
このことを認識し、ハイブリッド洗浄にシフトした食品工場は増えつつある。
天然系洗剤は各メーカーから出ており、それぞれ特徴があるが、ここでは欧米の食品工場でほぼ標準となっている「スペースショット」について解説していく。
主な HACCPグッズのご紹介