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「週刊HACCP」1243号:結露対策はカビ、細菌、虫対策に有効-1 夏になると工場内の結露に悩む工場は多い

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冷蔵庫の外側の壁、天井に結露が出て来て、水滴が出て来る程度ではなく、あふれて落下を始める。壁の結露は床を濡らして滑り、天井の結露は製造中の製品エリアに落下し、電源コンセントからも漏れ出してくる。天井の照明からも漏れ落ちて、落下防止のためにドレン(水抜き装置)を当ててパイプで排水するなどの工作が必要になってくる。

以前、ある蒲鉾工場の製品が納入先の抜き取り検査で異常な一般生菌が出てきた。他のサンプルもいくつか検査したが問題ない。しかし、一個だけ出てきた原因が不明なため、原因がわかるまで納入停止になった。

原因を探ったら、包装直前の製品に上から水滴が落ち、その水滴が一般生菌にしっかり汚染されていて、その直後にフィルムで包装されたことがわかった。その一個が最初の検査にかかったのだ。

それなら、その天井部分だけしょっちゅう水滴を拭くとか、扇風機で強制的に乾かすなどの処置を取ればとりあえずは対策となる。しかし、根本的な問題解決にはならない。

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