ある惣菜工場で、チルド製品の日持ちが短く、食味も落ちるのをなんとかしようと、午前中いっぱい製造を続けていたのを、途中で一回製造ラインすべてを泡洗浄して完全にクリーンにするリセット洗浄を始めたところ、賞味期限を倍近くまで伸ばすことができた。
この途中のリセット洗浄はそれなりの時間がかかるので、製造効率は当然落ちる。しかしながら安全性だけでなく、食味も落ちるスピードがかなり遅くなるので、メリットは大きい。
この改善で、店では賞味期限表示を変えることはしないまま放っておいたら、販売量が徐々に増えていった。以前の賞味期限ギリギリでも味、鮮度は劣化しない状態になったので、いつ買っても美味しい、ということになったわけだ。
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