vol.926 入退場手順-1 作業靴への履き替えと粘着ローラー

投稿日: 2018/02/16 0:25:58

サニタリールームを通って作業場所に入るまでの手順を合理的に考えることで、汚染を少なくすることが出来る。

よくある間違いは、エアシャワーの前に手洗いが入っていることだ。

エアシャワーはホコリを吹き飛ばすのだが、この前に手洗いをしてしまうと、埃が舞う、あるいは細菌の数十分の1の大きさの超軽量のノロウイルスが紛れ込んでいた場合、それが舞い飛んで、手に付着する危険もある。

エアシャワーのあとに手洗いを入れるようにする。

もし、今の設備が、エアシャワーの前に手洗いが入っていたら、手洗い→エアシャワーの手順はそのままでいいが、エアシャワーを出たあと、出た場所か、あるいは作業場所の近くで手洗いをするようにしたら良い。

ということで、入退場手順について考えてみる。

作業靴への履き替えと粘着ローラー

更衣室からサニタリールームまでは、スリッパや靴下のまま行くところが多いが、そのあと長靴やスニーカーに履き替え、粘着ローラーをかける。

あるいは反対になるが、更衣室からサニタリールームに行く間に粘着ローラーをかけ、サニタリールームに入ったら作業靴に履き替えてもよい。

ここで大事なのは、毛髪混入防止に効果があるのは、エアシャワーではなく、粘着ローラーだということを、従事者が認識しておかなければならない。