殺菌の温度が「75℃以上」だったり「75℃1分間」だったり「72℃」だったり、実際はどうなのでしょうか?


殺菌の温度は、

   75 1分以上で細菌完全に死滅(厚生労働省、都立衛生研究所)

   74 牛乳の高温殺菌(15秒)

   72 コンベアオーブン、スチーマーなど、機械調理での一般的調理肉中温度

   70 細菌死滅のための安全温度(都立衛生研究所)

   68.3 O-157、8秒で死滅(米国でのデータ)

   65.5 O-157、32秒で死滅(米国でのデータ)

   63.3 ハム、ソーセージなどの食肉加工製品、この温度で30分

   62.7 O-157、2分07秒で死滅(米国でのデータ)

   60.0 O-157、8分20秒で死滅(米国でのデータ)

という状態です。

75 1分以上というのは、かなり余裕を見過ぎた温度と時間です。

これよりももっと低い温度で、適切な時間の方が、料理はおいしいわけです。

厳しく運営するためには、75 1分以上 が良いです。

しかし、うちは美味しく、というのであれば、温度を下げることが出来ます、安全であれば。そこで、科学的な検証が必要になります。社内でデータをとり、例えば72℃になったと同時、でも良いという結論に達して、その科学的データを定期的に、例えば半年ごとに検証する、というのであれば、問題ありません。定期的に検証というのは、食中毒菌は変化しつつあり、強化しつつあるということなので、時々検証する必要があるからです。

しかし、院外調理では、体力が弱い方が食べますから、最高度に安全にする必要がありますので、一般的には、75℃で1分、という数値を使います。


株式会社 フーズデザイン 加藤光夫