掲載日:2003/09/05 媒体:東京読売新聞 朝刊 ページ:26 文字数:572
◆全国2番目 水産加工品へHACCP導入
水産都市としての知名度を生かし、さらに食の安全・安心を徹底した水産加工品を認証する「気仙沼ブランド」の第一弾として、「戻りガツオのたたき」が今月から販売された。
気仙沼ブランドは、水産加工業者で作る気仙沼市水産加工業振興協議会が、生産履歴や衛生管理を徹底するHACCP(危険度分析に基づく重点衛生管理)による独自の基準を定め、これを満たす工場で生産された加工品をブランド商品として認証する仕組み。水産加工品へのHACCP導入は、北海道標津町に次いで全国二例目という。
協議会は昨年十二月から、気仙沼港が水揚げ日本一のカツオを原料とした加工品を第一弾として販売することを計画。八月一日に公表した百二十項目の基準を満たす十四工場で加工された「たたき」や「なまり節」などを、仙台や関東、関西の大市場に売り出す。
出荷を前に先月開かれた試食会では、観光客や地元の水産業者らに、各工場が工夫を凝らした「たたき」が振る舞われた。さいたま市の会社員杉内賢一さん(52)は「脂の乗りが良く、香りもいい。ぜひ首都圏でも販売してほしい」と話していた。
協議会では「今後はマグロやサンマなど気仙沼港に揚がるすべての魚をブランド化していきたい」としている。