道が新評価システム,HACCPを規準に


道産食品独自認証制度 認証基準の大枠固まる/道農政部

掲載日:2003/01/31 媒体:日本農業新聞 ページ:53 文字数:609

 道農政部は三十日、二〇〇四年度に導入する道産食品独自認証制度の大枠を固め、学識者らでつくる同制度検討委員会に示した。国の法令に基づく有機JASなどより総合的に厳しい「安全・安心」基準を設け、これをクリアする道産の農畜水産物、加工品にだけ「認証マーク」を与える厳格な制度にする方向が了承された。

 同制度の大枠では、認証の対象を、道内で生産された生鮮食品や道産生鮮食品を主な原料とした加工食品として、認証が受けられる者も、道内の道産食品生産者に限る。認証は道が認定する第三機関が行う。

 認証の「安全・安心」基準は、1.農産物は有機JASなどの基準を踏まえ、遺伝子組み換え(GM)作物は対象にしない 2.畜産物はHACCP(危害分析重要管理点)に基づく衛生管理がされ、道産自給飼料の割合を高めて飼育したもの 3.加工食品はHACCPに基づく衛生管理がされ、有機JASなどの基準を踏まえ、GM作物を原材料にしない――ことなどを示した。

 さらに 1.品質特性が優れる 2.詳しい原産地など生産・加工段階の履歴情報を提供できる――ことを共通基準にするため、認証品は国の法令より総合的に厳しい基準をクリアしなければならない。

 同制度検討委員会は同日の会議で、より具体的な認証基準を示すよう道に求めた。道は四月にも専門家らによる認証基準検討委員会を設け、品目別の認証基準の詰めを急ぎ、八月から制度導入に向けたモデル事業を行う予定だ。


食品業者のみなさん*衛生管理の「星」目指そう*道が新評価システム*ランク8段…

掲載日:2002/08/14 媒体:北海道新聞朝刊全道 ページ:3 文字数:639

食品業者のみなさん*衛生管理の「星」目指そう*道が新評価システム*ランク8段階、公表へ

 食品の製造・加工業者の衛生管理を進めてもらおうと、道が新しい評価システムをスタートさせた。施設や機器の扱い方、従業員の衛生意識など百四十一項目について採点、合計得点によって八段階で評価し、優良業者には「星」を付けてホームページなどで公表する。

 制度整備を六月に終え、このほど事業者に参加呼び掛けを始めた。

 食品製造業の衛生管理の評価として、国は「総合衛生管理製造過程」(HACCP=ハサップ)を導入しているが、乳製品や食肉など六種類の食品に限られるうえ、基準が非常に高く、道内で認証を受けているのは四十施設だけ。今回の道のシステムは道内のすべての食品製造・加工業者が対象。「できることから段階的に着手する方式」(道食品衛生課)で、中小企業にも取り組みやすくした。

 同システムは事業者の申請に基づき、手洗い設備の整備状況や従業員の服装、衛生講習の開催状況、原料の微生物検査などの項目を、各保健所の食品衛生監視員が採点、評価する。評価七と八は国のハサップ認証基準レベルで、「星」は四以上に付ける。評価が上がると星が増え、最高(評価七、八)で四つとなる。

 雪印乳業の食中毒事件や相次ぐ牛肉偽装事件など、食品への不信感が増すなか、同課は「衛生管理に対する業者の自主性を高めたい」としている。道はスーパーマーケットの総菜製造や食肉カットなど小売店の衛生管理評価システムも、本年度中の整備を進めている。


株式会社 フーズデザイン 加藤光夫