遊軍としての検証員

2013/04/25 0:37 に 松本リサ が投稿
数工場を持つある企業は、それぞれの工場に品質管理を行うスタッフがいるが、これ以外に、全工場を自由に動き回る検証員が一人いる。
この検証員は全工場を、自分でプログラムを組んで回っている。
検証の内容は、製造環境と食品を、拭き取り検査と細菌検査で行う。
プログラムの組み方は、工場の汚染状態、製品の性格等で決める。頻度を決めるのではなく、工場の状態によって不規則にする方法をとる。
各工場の品質管理の検証は、頻度が毎日、毎週等と決まっているが、この遊軍検証員はあえて頻度を決めないで、全く別の視点で検証を行うのだ。
従事者の個人衛生が問題がある工場となれば、突然手洗い後のスタンプ検査をして指摘したり、ある機器の汚染が製品に影響を及ぼしているのではと推定したら、洗浄方法、プロセスでの問題点等を検証調査する。別の工場で良い方法をとっていれば、それを教えたり提案をする。それぞれの工場が保有しているノウハウを、全工場に普及させることが出来るのだ。
これによって、定期的な検証では出てこない問題が見つかり、これらをひ一つずつつぶして行くことで、工場の安全性を多方面から確保出来るようになった。
この遊軍検証員だが、一年ぐらいのサイクルで、全工場の品質管理スタッフの中から交代で行う。これによってスタッフの経験が豊富になり、力量アップになる。

Comments