毛髪混入防止意識を高める

2013/04/07 19:16 に 松本リサ が投稿
毛髪は1日50〜70本抜け替わります。これは大変な数値ですが、単に数値を従事者にいうだけで、どれだけ危機意識が高まるかは分かりません。
危機意識があれば、粘着ローラー1本があるだけで、十分な対策がとれます。

ある食品工場で、数十名の従事者に対して、毛髪混入対策のやり方の説明会を開くことになりました。
単にセミナーの形で説明するのではなく、この時は、机や椅子を全て外に出し、プロジェクターだけしかない部屋に、数十名の従事者を集めました。
部屋は、集まる前に入念に清掃し、埃一つない状態にし、従事者は作業中の状態のまま、ユニフォームと帽子をつけたまま集めました。
スライドを使って15分ほどの時間で粘着ローラーの掛け方やエアシャワー対策の説明をしました。
終了後、絨毯などの清掃に使う長柄の粘着ローラーで、誰も居なくなった部屋のフロアーを調べました。
なんと、十数本の毛髪が落下していたのです。
そして、この状態を、翌日発表しました。
全従事者が、びっくりしました。
たった、あれだけの時間、しかも、作業中の状態のまま立って聞いていただけで、そんなに毛髪が落ちているなんて……
これをきっかけに、毛髪対策の徹底が始まりました。

ある工場では、粘着ローラーの掛け方が徹底していない為、毛髪混入クレームが無くならない、という推測から、一度掛け方を徹底する機会を作ろうと言うことになりました。
従事者全員、昼食時間の20分前に、作業衣のままで集め、マニュアル通りの掛け方を、工場にある粘着ローラーを全て使ってやってみました。他の人は見ていました。
ローラーを新しいテープにしてかけ、かけ終わってから全てのテープを剥がし、まずかけた人が自分のテープを見、そして全てのテープを全員に見せました。
結果、驚愕の声が。
埃はたくさん、何人かのテープには毛髪が付いていたのです。
これでしっかりと認識が出来ました。
これ以降、マニュアル通りのしっかりした掛け方になり、毛髪混入クレームも激減しました。

粘着ローラーは、短いと背中がかけられません。長いと細かくかけにくくなります。
そこで、柄の下が曲がっていて、適度な長さで、細かくかけやすいローラーがあります。曲がった柄は壁に掛ける時テープが壁に着かないので、フック一つでかけられます。
テープですが、斜めに切れてしまったりして、うまく剥がせないと、時間と効率が悪くなります。
そこで、剥がしやすいテープもあります。
写真はその両方の性能を備えたものです。
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