流通業界が安全管理は売れると気が付いた

2013/05/19 21:59 に 松本リサ が投稿
トレーサビリティーという言葉は一般消費者にはいまだなじみは少ないが、ずいぶん以前から「生産者の見える売り場、商品」が信用の一つになってきている。生産地だけでなく、生産者の氏名や写真、「私が作りました」といったラベル、生産地証明書など、いろいろな取り組みが顧客獲得の要素としてなされている。キーワードで言えば「正体明らか」ということになる。実際小売業に対するアンケートでも「トレーサビリティーは商売になる」と見ていることがわかる。
トレーサビリティーは、HACCP12ステップの「2.製品説明.原材料」の中で必要なものだし、HACCPの土台となるCodex食品衛生の一般的原則「3.原材料の生産」で安全性と衛生管理及び納入先までの輸送の中で管理されなければならないものである。これが急に出て来たのは、BSEからなのだが、牛のトレーサビリティーからスタートをして、すぐに全ての食材が対象となった。

食品の安全管理は一般的衛生管理を土台としてHACCPを構築する構図になるが、この中の一部のトレーサビリティーがきっかけになって、全ての食品の安全管理が構築されていくようになれば、とても良いことである。

小売業とフードサービスが食品安全に神経質になってきたことは、最終消費者が求めていることで、その原因は、安全に関心がますます高まっている、と見れるが、皮肉に見れば「信用していない」からである。

食品工場に対するユーザー側の監視はますます厳しくなっているのだが、これは実は積極的にまじめに仕事をしている食品工場にとっては、大きなチャンスである。
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