HACCPとISOとの関係

2013/05/19 18:30 に 松本リサ が投稿
ISOは、Internationa1 Organization for Standardizationで、国際標準化機構。ISO9000シリーズは、国際品質保証規格で、ISO14000シリーズは、国際環境管理規格である。この2つの国際規格は、企業と製品の品質と企業姿勢のバロメーターである。各企業、特に製造業がこれを取ろうとしているのは、結果的に、自社の製品を認めてくれる一つの「免状」のようなものになってきているからである。
ISO9000は、如何に品質のいい製品を作るかという企業の姿勢を反映したものになる。ISO14000は、地球の環境に如何に優しくするか、ゴミを出さないようにするか、エネルギーをどれだけセーブするか、エコロジーを如何に考えて、企業なり、工場を運営していくかである。品質を良くして、更に環境を考える、これがこれからの企業方向、ということになる。

製造業では、この2つの国際規格を取らないと、これからは欧米に輸出がしにくくなる、という時代になってきた。ISOは、この先のものとして、ISO16000で、労働環境、ISO18000で、財務管理の構想がある。しかし、これには企業側の反発も厳しく、スタートできるかどうかはまだわからない。企業側とすれば、そんなに色々な基準があったら、本来の仕事よりも、基準に対しての仕事が増えて仕方ない、と言うことになる。理想から行けば、品質、環境、労働、そして財務で、4つの基本的なものがそろうことになるのだが、果たしてどうなっていくことだろうか。


さて、HACCPであるが、HACCPは品質で、それも食品に限ったものである。食品の品質というのは、食品の安全性で、では食品の危険性は何かといえば、食中毒であり、異物混入であり、農薬や薬品等のケミカルの危害である。これらの危害を無くすために、HACCPが出てきたのである。あるニュージーランドの食品メーカーが大分前に、ISO-9000を取ろうか、それともHACCPを導入しようかと検討したところ、ISOよりもHACCPの方が導入しやすいし、食品メーカーだからというので、結局HACCPを取り入れた。ISOとHACCPの関係はこのようなものである。

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