虫を侵入させないための出入り口の修理と対策

2013/05/01 21:45 に 加藤光夫 が投稿

虫を侵入させないためには、施設の閉鎖性、近づかせないための環境や仕掛け、が必要になる。そして侵入しまった虫と内部発生虫の対策を洗浄と最低レベル、できれば薬剤を使わない殺虫で対応する。立体的多面からの対策が必要だ。
まず、閉鎖性を確保しなければならない。隙間があればそこから虫は入ってくる。

出入り口を少なく

まず最初に考えなければならないのは、出入り口を少なくできないかだ。出入り口が少なければ、それだけ入りにくくなる。
ある工場では、入荷口がかなり多く、原材料と副材料、包材などが4カ所から入れるようになっていた。どの口が何と別に決まっているわけではなく、適当な所から入れていた。これでは検収チェックも煩雑になる。そこで食品と副材料の入り口を一つ、包材や洗剤などを一つの二カ所にまとめて、二重シャッターなど、閉鎖性の強化修理をした。これにより検収作業も緻密かつ効率よくできるようになった。

閉鎖設備

入出口の閉鎖設備としては、ドッグシェルター、二重シャッター、エアカーテン、オーバースライド式、ビニールカーテンの活用など、その施設の特性にあった設備にする。虫の問題が大きく閉鎖性確保が重要だったら、費用はかかるがドッグシェルターにする、そうでもないがある程度の確保が必要といったところなら、低費用のビニールカーテンの活用などとなる。

二種類の補虫器

ある工場は入出口が3カ所ある。この3カ所は虫が侵入する場所だとわかっているので、ここに設置した補虫器は虫を「やっつける」ための大型の機器にした。
特に原材料の入荷口はインターロックにして、外側と内側の高速シャッターが同時に開かないようにし、その中に大型補虫器を入れた。こうすると原材料と一緒に入ってきた虫は、温度や数量などの検収チェックをしている間にこの強力補虫器に吸い込まれてしまう。この補虫器は捕獲殺虫した虫のカウンターまで付いているものだ。
この工場の内部作業室は9カ所あるが、ここには小型のモニタリング用の補虫器を使っている。これで侵入虫と内部発生虫の状況を毎月チェックしている。

シャッターの隙間

シャッターは波形になっていて、この隙間と、下のわずかな隙間から虫が侵入する。
この隙間をふさぐには動く部分には防虫ブラシを使う。ブラシなので、波形の部分もしっかりふさげる。動かない部分、シャッターの下、床との隙間部分ならクッション状のものでもよい。


著作:株式会社 フーズデザイン 加藤光夫

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