整理整頓から「5S」を始める

2012/12/17 19:24 に 松本リサ が投稿   [ 2012/12/17 19:24 に 加藤光夫 さんが更新しました ]
ある生鮮パックセンターから「工場を新設して2年ほど経ったが、うまくいかない、クレームが多く、それも次第に増えてきているので見て欲しい」という依頼が来た。

行ってみたら、新設工場内は清掃洗浄が出来ていないので、臭さがいっぱい。作業している方は慣れてしまって分からないようだ。
肉の脂肪が工場中の床に、鉄道駅ホームにこびり付いているチューインガムの様にへばりつている。
トリミングしている脂肪や筋が床に落ち、大して清掃しないので、キャスタータイヤに付着して工場中に拡散してしまっているのだ。洗剤で洗浄などしていないから、汚れは取れず、臭いを発している。

クレームの内容を聞いたら、鮮度劣化、ドリップ、異物混入など、要するにすべて「5S」に関するもの。

工場新設直後はきれいなので問題は少なかったが、「5S」をやらず、だらしないので、衛生レベルも、人身も、すべて劣化の一途をたどり、バクテリアがどんどん多くなった状態で仕事をしていくので、クレームがどんどん増えていったのだ。

「どこから始めたらよいか?」と聞くので、超乱雑状態にあった原材料倉庫の整理整頓から始めることを提案した。
これをやったら、在庫が半分以下になったという。
いらないもの、無駄なもの、鮮度劣化したものがたっぷり保管されていたのだ。
捨てたら回転が良くなり、鮮度が良くなってきた。
原材料保管庫の「5S」から始まり、次第に工場全体の「5S」に進めて行き、クレームも次第に減ってきた。
これを進められたのは、工場トップが問題を認識し、ブルドーザーのように引っ張っていけるリーダーシップを持っていたからだ。

工場の衛生管理も、業績向上も、どんな業態でも、基本は「5S」と、それを進めるリーダーシップだ。
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