第一ステップ、泡洗浄ができる状態を作る

2012/12/17 20:17 に 松本リサ が投稿   [ 2012/12/17 20:18 に 加藤光夫 さんが更新しました ]
作業室内の清掃洗浄の基本は、
壁の腰位置から下は毎日、
たとえば、腰位置より上の壁は毎月、天井は年に2回、というようにする。これより上から天井までは、その工場の特性に合わせて頻度を決めることだ。
壁の腰位置より下は、水をかけて洗い流すが、出来れば泡洗浄した方がよい。

そのため、スイッチやコンセント類は腰位置よりも上に、出来れば床から1.5〜6メートルぐらいのところに設置する。

老朽化している調理機器や作業台などを取り替える場合、清掃洗浄しやすい方を選ぶ。
蒸煮釜なら、ウォールマウント式なら最良だ。作業台は三方補強で、作業者が立つ側に補強材が無いのだと、清掃がやりやすい。コンベアなら足部分が最小のものを選ぶ。ラックやキャスターもパイプ式で汚れにくく洗浄しやすいのがよい。
ゴミ箱は大型のもの、思いものは洗浄するのが大変なので、極力使わないで、簡易式、キャスター付き、ワイヤー式など、簡素化したのもにする。作業台の横にマグネットクリップでゴミ袋を留めるだけのところもある。
次に、泡洗浄を行うための準備に取りかかる。
「泡洗浄をしたらいい」というと「出来る状態ではない」という工場がある。
なぜかと聞くと「工場内にいろいろ置いてあるから泡どころか、水もかけられない」となる。これはそのような状態にあることそのものが問題だ。
壊れかけた段ボールや発泡スチロール箱に、1ヶ月分ぐらいの手袋が入っていたり、ほとんど使わない備品を置いてあったりする。壊れ欠けた箱そのものが異物混入の元になるし、余分な物が置いてあれば作業室が狭くなる。不要なものは作業室から出したらよい。
ルールとして、毎日しょっちゅう使うものは作業室内においてもいいが、それほど使わないもの、在庫分などは、作業室の外に出すようにする。
よくあるのは「そのうち使うかもしれない」「もったいないから」といったものが大きな顔をして作業場内に沢山鎮座している状態だ。

この様な場合「戻すことが出来るから」ということで、思い切ってそれらを倉庫に移してしまう。
こういうものを私は「未練物」と呼んでいるが、これらを「未練倉庫」に移してしまう。
そして普通はそのままになり、一年もすればもう忘れてしまう。要するに不要なものだったのだ。そこで未練倉庫内のものを「見ないで」全部捨ててしまえばいい。見ないで、というのは、見るとまた未練が出るからだ。

これで作業室内がすっきりしたので、泡洗浄に入ることが出来る。
泡洗浄が出来る状態にするだけで、第一ステップの成功だ。
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