vol.904 異物混入対策の調査ステップ-7.不要物の撤去

2017/08/31 19:15 に 加藤光夫 が投稿

先日ある工場の点検での入場で、しっかりしたネットと帽子、防塵服に着替えて入ったのだが、入ったら工場内の壁側に棚が並び、その棚の裏側と最下段の棚板の下がかなり汚れている。何ヶ月も清掃していないことがよく分かる。入場でいくらしっかりしても、工場内がホコリだらけなのだから、何の意味も無い。
棚に何が乗っているのか見てみると、外部の目で見ても不要なものがかなりあることが判る。
そこで、必要なものと不要なものを分けて、不要物を全て外に出すか廃棄するように要求した。
そして2ヶ月後に行ったら、2/3が不要物だったという。棚そのものも2/3が不要になり、スッキリし、ついでに残った棚の下にキャスターを付けてすぐ動かせて清掃しやすくしてあった。
これで異物混入の元がかなりなくなった。
このあと、棚の数を維持する、つまり増やさないように依頼した。棚一つが増えたら、その分異物の元が増えることになるからだ。

不思議な質問:最近、ISO22000を取得している複数の工場のスタッフから「ウチはHACCPをやってるんですか?」という質問を立て続けて受けた。
ISO22000はHACCPのためのマネジメントシステムだからHACCPをやっているのは当たり前なのだが、この質問は、ISO22000とHACCPの関係がわからない顧客から受けた質問から来ている。
顧客の方で、HACCPは仕入れのための取引基準になったのでおたくはHACCPをやっているか? と、ISO22000とHACCPの関係がわからないまま聞き、工場の側もわからなくなった、というのが状況だ。
ISO22000取得している工場の皆さん、HACCP中心のマネジメントシステムを認証しているのですよ。胸張って「HACCPどころか、それ以上の国際基準でやってます」と答えてください。
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