ISO22000の6.2.2 力量、認識及び教育・訓練 での要求では以下の記述がある。 a) 食品安全に影響がある活動に従事する要員に必要な力量を明確にする。 b) 要員に必要な力量がもてるようにすることを確実にするため教育・訓練し、または他の処置をとる。 力量とは、個人がある仕事についてどれだけ技量があるかだ。 下処理室は暇で調理室は忙しい。そこで調理室から応援を下処理室に頼みたいが、調理の仕事が出来る人が居ない。それでもいいから何も出来ない人に来てもらったら不良品が出てしまった。 こういうことはよくある。 ある工場では、一つの作業室が暇になると、他の作業室の見学をするようにしている。パートでは自分の作業しか知らないというのが多いが、時間があるとき他の作業室の仕事を見せることで、視野が広がるし、いざというとき手伝い程度でも少しは応援ができるようになる。 これを更に発展させると力量システムになる。 個人個人がどの仕事がどれだけ出来るかを数値化する。 例えば、特定の製造機器の洗浄について三つ星制ならば、一つ星は新米で指示されればできる。二つ星は何も言われなくても独りでできる。三つ星はベテランで教えることもできる。というようにする。 |
HACCPとは > 週刊HACCP:記事のリスト >