vol.806 ラベル誤表示防止対策-1 複数で確認しても……

2015/08/13 2:49 に 加藤光夫 が投稿
ここ数年間、新聞の社会面に出るお詫び広告や自主回収広告を見ていると、半分ほどがラベルの誤表示だ。
消費期限、賞味期限の間違いが圧倒的に多く、日付間違い。あとは、アレルゲンの記載抜け、表示順の間違い、栄養成分の間違い、原材料誤表記などがある。

日付間違いの中身を見ると、一ヶ月、一年といったものがある。
なぜ一年などというのが出るかというと、よくあるのはチルドと冷凍製品がある場合に発生するようだ。日付だけを注意して見ているが、年は間違えるはずがない、という感覚があるようだ。また、同じ製品でも、出荷先の依頼で短めに表示してほしいという要望が重なると混乱して間違える。例えば3ヶ月の製品でも2ヶ月にしてほしい、という要望がある出荷先もあり、これが複数重なると間違えやすくなる。
製品は問題無くても日付を間違えれば回収問題になってしまう。
表示間違いを防止するためには、どのような方法があるだろうか。

複数で確認しても……

ある工場では5人が日付の確認をしていたが、それでも間違えて回収になってしまった。最後の5人目になっていたのが新入社員だったので、かわいそうにがっくり来たようだ。日付を、5人もの人が見て、間違える…… そういうことが現実に起こるのだ。
これだけ多人数で見ているのだから大丈夫だ、という安心感がお互いにあるとこういうことが起こる。「間違えているわけはない」という思い込みもある。
飛行機も含めた交通系で問題になっているのは、見える状況なのに見えていない、という現象だそうだ。明らかに見えている状況なのに、見ていた本人は「見えていなかった」となるのだ。
複数人で確認する場合、自分以外も見ているから大丈夫、という無意識の安心感を持つと見つけられない。そこで「この日付は間違えている」という意識を常に持つことが必要だ。「自分しか発見できない」という意識でもいい。
次に、確認する人の順番を入れ替えること。
そして、確認する人をランダムに入れ替えることだ。
また、日付間違いではなく、年月日。年もしっかり確認しなければならない。
間違いを発見したら報奨金を出す、という方法もある。
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