vol.805 監視(品質)カメラの効用-3 作業の改善

2015/08/07 1:55 に 加藤光夫 が投稿

製造作業、サニテーション作業は、作業室ごとに一緒にやっているので、お互いに作業方法や効率を見合っているのだが、いつも同じメンバーなので、第三者がたまたま見ると無駄、無理、非効率、間違いが見つかる。

そこで、監視カメラの画像を、作業室のリーダー同士が毎月相互監査することにした。

蒸煮釜の洗浄を専用(になっている)デッキブラシで洗っていたが、そのブラシで釜の中をブラシ掛けし、その後釜の外側をやったら、今度は床を洗い出した。あ〜〜!! っと思ったら、こんどはそのブラシでまた釜の中を洗い出した! 即改善指導とマニュアル作成。

不良品が出荷前に見つかり、原因はパッケージの工程にあるようなので、その不良品が出た時間帯の画像を見てみたら、パッケージ担当ではない従事者が包装機のセットをしている。横にある機械のマニュアルを見ながら一人でやっている。(これでいいかな?)といった顔で…… 呼んで聞いてみたら、そこの担当者に急用が出来て、すぐ帰るといったのになかなか帰らず、次の製品のパッケージを待っていられないので、自分で何とかしたという。一所懸命だったわけだが、それが問題を出したわけだ。

こういったことはどこでもよくあることだが、問題を引き起こすことも多い。対処するには力量システムを徹底することだ。それぞれの作業について、どれだけの技量(力量)があるか、新米か、一人で出来るか、ベテランかを登録し。その作業場所に、例えば「ベテラン一人か、一人で出来る力量者が二人以上居るかしなければ、作業してはならない」とする。こうすると、そのようなシフトを組むし、万一力量者がいなくなった場合でも作業が禁止されるわけだから、不良品を出さないチームが必ず出来ていることになる。

 

監視カメラは、品質カメラ、安全カメラ、など、監視という言葉を使わない傾向にある。日本の場合、作業者不信にならないフードディフェンスが必要なので、言葉から対応させるわけだ。

カメラも、低価格で高性能のがずいぶん出て来ている。逆光対応、イーサネットの電流で稼働ししかもネットワーク(インターネットに流せる)対応(写真:Wi-Fi対応もあり9台まとめて表示記録できる無料ソフトもある)、360度の視野で特定部分を切り取って普通の画像に修正して見られるもの等画像の解析ソフトも進化している。多種多様な機器とシステムを工場の規模と予算に応じて選定することだ。

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