vol.800 「データベースセーフティ」の提案-1 傾向を監視する

2015/07/03 16:09 に 加藤光夫 が投稿
「データベースセーフティ」とは、製造環境や製品検証の数値をデータベース化し、この傾向を監視することで工場の安全性を保つ方法で、フーズデザインでは2014年からネーミングして提唱している。
ある製品の一般生菌の数値限界が10万だとする。これに対してある工場ではこれより一桁下の1万を目標にしている。10年前頃からこの工場では細菌検査を時々行ってきており、以前は数万レベルの数値が多かった。10万近い数万なら限界数値から見れば合格だがかろうじて何とかなっている状況だ。その後衛生管理を強化し始めて2年ほど前には1万以下になってきた。
最近の数値は千前後を行き来している事が多いが、5千レベルを超えるような時が時々あり、このようなときトップはすぐに「警報」を全従業員に出すようにした。
数値は常に可視化出来るグラフで大きく貼りだしているので、従業員は警報を聞くまでもなく認識し、そのあとは再び低レベルの数値に落ち着くようになってきた。

不思議なのは、警報が出たあと、低レベルに下がるのだが、どこが、どの工程が、何が原因だったのか、殆どわからないのだ。改善したのは「みんなで気をつけて良くした」という解釈をしている。警報が出ると、清掃、洗浄、個人衛生など、あらゆる面を自然に強化するからだ。
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