vol.796 ペーパーレス化-1 傾向をつかむために

2015/06/04 22:09 に 加藤光夫 が投稿
製造現場から、不要なもの、ゴミ、ダンボール、カビや結露などの落下といったものをなくすと、異物混入の危険は減る。完全にゼロにすることは出来ないが、少なくしていけば行くほど安全は高まる。これはHACCPの基本である一般的衛生管理だ。
さて、製造現場からもう一つ無くしたいものがある、紙だ、記録に使っている紙。
記録は一般的衛生管理とHACCPの運営に欠かせない。しかし、紙だとボールペンで記入しなければならない。ボールペンを複数の人が触ると汚れて交差汚染の元になる。現場は食品を扱っているわけなので紙は汚れる。
そして、紙の記録は溜まるばかりで、傾向をつかめない。細菌検査や拭きとり検査といった、製品と製造環境の安全性が、安定しているのか、次第に悪化しているのか、良くなったり悪くなったり不安定なのか……

紙の記録から傾向を見るには、数値をエクセルシートに一つ一つ打ち込んでからグラフ化するしか無い。
作業室や冷蔵庫の温度管理はどうしているだろうか。まだまだ表に書き込んでいるところが多いようだが、自動記録にすれば、確認記録作業がなくなるだけでなく、故障などによる逸脱時に、指定されているところに自動的に警報を送ることもできる。
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