vol.788 食品工場における異物混入対策-06/13 陽圧構造

2015/03/26 20:07 に 加藤光夫 が投稿
工場の出入り口を開けた時、外から空気が(風が)入ってくると、虫も一緒に入ってきてしまう。吸い込まれた虫は内部に入り込み、居着けば内部発生の虫になり、食品に混入してしまう。
反対に空気が外に出ていくのなら虫は入りにくい。内部の気圧が外に対して高く、陽圧になっていれば、虫の侵入はかなり防止できる。
更に工場内の気圧差でも安全を保つことが出来る。
工場内の最も重要な清潔ゾーンの気圧が高ければ、この外側の準清潔、汚染の両方のゾーンからの汚染が入りにくい。
外の気圧が±0の場合、清潔ゾーンが+++、準清潔ゾーンが++、そして汚染ゾーンが+、という気圧になっているのが理想だ。

工場内でダクトがある場合、例えば清潔ゾーンの調理室に加熱調理機器のためのダクトが動くと、ここの気圧が突然低くなる。このような製造になっている場合、気圧検知のダンパーを設置し、気圧が変わったら自動的に空調のパワーを調整するシステムになっているとよい。
気圧を調整するのに、空調の調整だけで出来る場合もあるが、ハード面で費用がかかることも多い。老朽化し、増築や改築を重ねてきた工場では陰圧になっていたり、ゾーニング間の調整が難しいところが多いようだ。
陰圧か陽圧かは境目に軽い紐でも指で下げてみればすぐにわかるが、全体の調整をするには専門業者に相談する必要がある。
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