vol.787 食品工場における異物混入対策-05/13 キャスターがゾーニングごとに決まっているか

2015/03/20 17:22 に 加藤光夫 が投稿
数多くあるキャスターの使う場所が決まっていないと、外の汚染が中に入ってしまう。というのは、入出荷両方の場所は外と接している上、プラットホームに搬入者が土足で上がればそこに土壌菌が乗る。搬入者が履き替えないでシャッター内に入れば工場の汚染ゾーンに土壌菌が持ち込まれる。そして持ち込まれた土壌筋はキャスターの車輪に付着する。
このキャスターが汚染ゾーンである倉庫で止まればいいが、使い回しでこのキャスターが清潔ゾーンや下処理室まで入り込めば、その部屋が汚染される。そして床に近い低いところにある原材料があればそれが汚染され、製品を汚染することになる。
この交差汚染を防ぐためには、汚染ゾーンと準清潔ゾーンの間だけを行き来するキャスター、準清潔ゾーンと清潔ゾーンの間だけを行き来するキャスターに分ける必要がある。今使っているキャスターを一旦綺麗に洗ってから、色分けすればいい。

使い方にも気を使う必要がある。例えば原材料を下処理に運ぶキャスターは、下処理室の入口付近(汚染ゾーンとの境目)側に置き(内部に入れない)、汚染ゾーンにある原材料を取りに行き、持ってきたら下処理室に入ったところで止め、原材料を作業ラインに乗せるようにする。こうすれば汚染ゾーンの汚染が下処理室奥まで行かない。
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