vol.776 社内工務の勧めとメンテナンス清掃-2メンテナンス清掃

2015/01/03 19:31 に 加藤光夫 が投稿

AIB国際検査統合基準2013年版の3.5.1.11には「製品の安全を脅かさない方法でメンテナンス清掃作業を実施していること。これは製品に混入する可能性のあるナット、ボルト、ワッシャー、ワイヤー片、 テープ、溶接棒、その他の小部品のようなゴミの除去や数量を確認すること を含むが、これらに限ったことではない。」とあり、メンテナンス清掃と呼ばれている。工場内の施設環境や機器道具の清掃洗浄とは別に、装置の修理、部品の交換、塗装、電気工事など、メンテナンスからの異物混入や汚染を防ぐ対策だ。


製品に細い導線が混入していることがある、この多くの原因は製造機械の入れ替えや修理などで、電線ケーブルの交換や結線のとき、カットしたのが残って製造で混入したものだ。非常に細くて短いので金属探知機では検知できない。ケーブルの被覆も混入することがあり、ビニールなので、これも金属探知機に引っかからない。

機械装置の修理やメンテナンスで出てくるビス、ナット、ワッシャーも混入することがある。修理時に紛失する、製造ラインに入り込む、現場に忘れるなどでやはりその後の製造で混入するのだ。床に落下したものも、翌朝の製造開始時にキャスターのタイヤが巻き上げて、キャスター下部に入っている食材に混入することがある。

これらのビスなどのメンテナンスを行う際には、機械から外したものをひとつのトレイに全て並べて数量を確認し、再度取り付けたものと、交換したものの数量がわかるようにし、記録をしておくことだ。

フィルターの交換での事故もある。ボロボロになった破片がフィルターを通過したあとに混入してしまえば食品に入る。

駆動部分のメンテナンスで、グリースやホワイトオイルを使う場合、量が多いとはみ出して製品を汚染することがある。

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