vol.756 中国産鶏肉の賞味期限問題対策,-3 芋づる式トレーサビリティ

2014/08/08 9:40 に 加藤光夫 が投稿

原材料サプライヤーだけでなく、その先の先までトレース出来るように出来るシステムを構築する。販売先も同じで、最終までトレース出来るようにする。

自社工場で先の先までの監査は出来ないが、お互いに繋がっている取引先それぞれが直接の取引先のトレースを慎重にしていれば、ごまかしの防除ある程度は出来、真面目にやっている工場の大きなフードチェーンの構築に繋げることにもなる。構築の進め方は、

1. 一つの製品をまず選び、その原材料リストを作る。

2. 原材料のデータを作る。

3. 日付や番号コードなどのロッティングを確立する。

4. 主要な原材料(危害になる確率の大きいもの)について、トレースシミュレーションをする。この時取引先へのコメントで、

「トレーサビリティーシステムを構築中です。サプライヤーのサプライヤー、更にそのサプライヤーまでの追跡が出来るように構築したいと計画しています。そのため、御社から購入している○○について、御社のこの○○の原材料についても、追跡できるようにお願いできますか。そして更にそのサプライヤーに対しても同じ要望をお願いできますか」とする。

5. 実施すると追跡ルートが切れるところが出て来るので是正する。(この段階で問題が浮き出ることもある)

6. 全製品の主要な原材料のトレースが出来るようにする。

 

内部告発

 

今回の不正は在職中に会社に訴えてクビになった従事者からの内部告発から発覚したという。その後長期にわたって潜入した調査で公表されたようだ。内部の問題を訴えるには危険が伴うが、秘密も含めて受け入れる公的な体制とその存在の広報の必要があるだろう。

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