vol.725 洗浄機の調整による効果アップとコストダウン-1

2013/11/07 14:46 に 加藤光夫 が投稿

2001年、北陸で牛乳の消毒剤が混入して回収になった。原因は消毒剤の洗い流し不足。2002年、九州でペットボトル入りの水に洗浄液が混入して回収になったが、これは洗浄液の洗い流し不足。

洗浄と消毒は安全な食品を製造するのに欠かせないものだが、扱い間違いで逆に回収になってしまう事故は多い。危害にならずとも、消毒液の臭いが牛乳パックを入れるプラスチックコンテナに残っていて、それが牛乳の異臭と勘違いされて返品になった例もある。

家庭で食器を洗剤で洗い、水ですすぎ流していると、どの程度で完全に洗剤を洗い流せたか不安になることがある。水ではなくお湯を使うとまた違ってくる。不安なので余分になるのもかまわず水をたくさん流せばいいが、今度は水の無駄づかいの心配になる。

家庭ならこの程度はたいしたことはないが、食品工場で大量の洗浄を行なうには、洗浄不足なら問題になるし、安心の為水を使いすぎればコストがかかる。毎日無駄に流す水が多ければ、年間では大変な費用になる。

パンの製造工場では大量のプラスチックコンテナを使う。あるパン工場で、このコンテナの洗浄機の具合が悪いので、洗剤メーカーに調べてもらった。


具合が悪くなったというのは、洗浄を始めた時には洗剤はしっかり入っているようなのだが、洗浄作業も後半になるとちゃんと洗われていないようなので、心配になったのだ。

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