蒸気を拡散させない方法

2012/12/10 22:54 に 松本リサ が投稿   [ 2012/12/10 23:45 に 加藤光夫 さんが更新しました ]
あるコンニャク工場では高い天井のカビがひどく、元は白かったのがほとんど黒くなっている。特にひどいのは最終殺菌をするスチーマーのある天井一帯で、ミキシングをする下処理側の天井はそんなに汚れていない。明らかにスチーマーの蒸気が原因だ。
カビ清掃をしても、蒸気がこのままではまた元にすぐに戻る。

スチーマーからの蒸気の状態を見てみたら、スチーマーの上にダクトはあるのだが、蒸気の半分はそこから漏れて天井に向かって上っていく。スチーマーの天井からダクトまでは1.5メートルほどあるので、ダクトからスチーマーの天井のすぐ上までビニールカーテンを下ろして囲った。蒸気が漏れないようにしたのだ。
ビニールカーテンの設置前との湿度差は何と15%もあり、たったこれだけの設置で十分な効果が出たことがわかった。そして、除湿機を入れ、カビが増殖しない状態に出来てから業者によるカビ清掃を行なった。




ムースやジャムなどを作っている工場では、パッケージ機のちょうど上に冷房の吹き出しがあり、そこに結露が溜まり、下に落ちて困っていた。同じ作業室の横のエリアには蒸気釜が数台並んでいて、これから出る蒸気が冷房吹き出し口に行き、そこで結露になっていたのだ。蒸気釜のある側の天井には排気口があるのだが、そこからあふれた蒸気が冷房吹き出し口に行ってしまっていたのだ。


そこで、パッケージエリアと蒸気釜エリアの間に天井から2メートルぐらいの吊り壁を設置した。こうすると、冷房吹き出し口から出た空気は、蒸気釜から出て来た蒸気を押し戻して、蒸気は蒸気釜エリアの上の排気口に全て行く。結果、パッケージ機上の結露も無くなったのである。



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