湿度が下がればカビは増殖しない―除湿器を使って湿度低下させる

2012/12/10 23:48 に 松本リサ が投稿   [ 2012/12/10 23:48 に 加藤光夫 さんが更新しました ]
ある食肉加工工場では、冷蔵庫の隣の部屋と廊下の壁が、夏場に汗をかき、水滴となって流れ落ち、びっしょりとぬれている状態が続いていた。当然カビ問題にもなっていた。長年こんなものかとあきらめてその都度カビ清掃をしていたのだが、除湿器を勧めたところ、簡単に解決してしまった。約3万円也の家庭用除湿機を買ってきて、試しに汗をかく廊下側の壁の横に置いた。除湿して乾燥した空気が出るほうを壁に向けておいたところ、壁の汗はすぐに無くなってしまった。

別の食肉カットセンターでも、冷凍庫の横の包材置き場、冷蔵している生ゴミ置き場の廊下側の壁に汗をかき、床に水たまりとなっていた。そこで、包材置き場の方は汗をかく壁側の棚をキャスターの付いた篭車にして、壁から15センチほど離して置き、空気の流れをよくすると同時に、動かして簡単に清掃できるようにしてから、除湿機を入れた。この部屋は小さいのでこれで解決したが、生ゴミ置き場の廊下側の方は長く広いので、扇風機を併用することにした。塗装後の乾燥等に使う業務用の扇風機を5千円で買ってきて、首振り状態で問題の壁全体に風が当たるようにし、横に除湿機を置いたら解決した。

ある豆腐工場では、壁から天井にびっしりと黒カビが定着し、保健所や販売先のバイヤーが視察に来ると「じっと壁を見られる」状態だった。
全てのカビを除去するための清掃業務の見積もりを取ったらかなりの金額になったので、どうしたらよいか相談を受けた。しかし、清掃しても湿度がそのままならまた元通りになってしまうのは確実だ。そこで、今までは温度しかモニタリングしていなかったので、同時に湿度を見るようにした。カビ対策として湿度を見るのにいい時間は朝の工場稼働前である。結果、70%以上、雨でも降ったら更に10%も多いことがわかった。これではカビが増えるのは当たり前である。
かなり除湿した水が出るはずなので、ホースを付けて排水溝に直接落とせるタイプの除湿機を3台入れた。動かしっぱなしにしてしばらく湿度データを見てみたら、十分に効果が出ていることを確認したので、安心してカビ清掃が出来るようになった。これなら費用をかけて清掃する価値がある。

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