vol.704 ラベル印字間違いを防止する

2013/05/30 18:35 に 加藤光夫 が投稿   [ 2013/06/03 19:32 に 松本リサ さんが更新しました ]

製品回収やお詫び広報になってしまった事故を分析すると、半数程度はラベルの間違いだ。日付間違い、表示誤記といったものだ。

この対策としてメーカーでは装置を使うなどの工夫をしているが、最終的には人の目視確認を確実にするしかない。

ある工場では現場担当者も含めて5名で確認しているが、ある時それでも日付間違いのラベルを出してしまい、回収になってしまった。5人もの目視確認で、全員が見過ごしていたのだ。

こういった事故では、たとえ複数の人が確認していても、その担当者がいつも同じことが多い。常に変更して、いろいろな視点で確認するようにした方がよい。


本の校正と同じ

雑誌でも本造りでも、原稿を渡してから、誤字脱字も含めて校正をする。特に本となると、数回の校正を、編集者と著者で行なう。それでも校正ミスは無くならない。

著者はこれまで何冊かの本を出させてもらったが、ある時こういった校正ミスは、編集者と著者だけで見ているので、思い込みもあり、ミスを見つけられないと考え、門外漢の娘に見てもらったことがある。そうすると、出て来る出て来る、ミスがどんどん見付かるし、素人の目で読むと分かりにくい表現や言葉もかなり指摘された。

担当を変える、交代させる、別の目で見てもらう、素人にも頼む。これが、間違いを無くし、改善にも繋がる仕組みになるのだ。

「検査者、検証者、内部監査者を、交代させているか」を、内部監査事項に入れるという方法などいかがだろうか。

この方法は、コストをかけずに、より安全に出来る。

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