清掃いらず!にする工夫

2012/12/17 17:46 に 松本リサ が投稿   [ 2012/12/17 17:46 に 加藤光夫 さんが更新しました ]
清掃、洗浄しなくていつもきれいだったら、一般的衛生管理の運営は楽だ。そんなことが出来るのか?と思うかも知れないが、いろいろとある。
あなたの工場でも、清掃不要になったり、飛躍的に楽になる方法があるはずです。

試してみませんか?
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排水溝をうめてしまう

私が子供の頃、道路の両側には「ドブ」があり、汚れた水がチョロチョロと流れているかゴミが溜まっているために流れず、臭い汚水が淀んでいて、その上を木の蓋がそっくり返って置かれ、中はネズミが走り回り、「ボウフラ」の発生場所だった。今の道路を見ると、蒲鉾型に中央を盛り上げ、両サイドは「R」が付いた滑らかな溝になっていて、蓋は無くオープンで、雨が降れば自然にゴミも流し去る構造になっている。落ち葉や、ルール知らずの連中が捨てるゴミを掃除しさえすれば、クリーンな道路が自然に保持されるようになっている。こういった構造を食品工場に入れればいいのだ。

食品工場の排水溝の清掃は、蓋を外して、内部を清掃し、蓋の裏面もブラシをかけ、蓋が乗っている溝も清掃しなければならない。排水溝は一般的な建物の建築工事で行われているところが多く、清掃が楽なようには考えられていない。古い工場では蓋を乗せる溝のクラックもかなりあり、きれいに清掃するのは大変である。大変だから「そのうち」となり、細菌と虫の発生源になっていく。そんな排水溝で、もし台車の移動などが無いのだったら、へこました状態でうめてしまえばよい。凸凹の凹型になっている溝をうめて、浅い皿のようにしてしまえば、排水の流れるのはそのままで、蓋は不要で、床清掃と一緒にブラシをかけてしまえばきれいになる。「床清掃に、溝内清掃に、溝の蓋清掃」となっていたのが「床清掃」だけで全てが済んでしまう。

蓋付き排水溝が壁側だったら

壁側で、人やキャスターが通らないのだったら、蓋を取り去ってしまえばよい。フタが無いから清掃は溝内をブラッシングするだけで良い。改造費はタダである。少し費用があったり、床の改修をするのだったら、この溝も半分埋めて内部を滑らかにし、塗り床と同じように仕上げれば、汚れはさらに付きにくくなる。この排水溝の一部が通路にかかっていたら、そこだけ蓋を残しておけばよい。全て蓋で覆っているよりも一部の蓋が残っているだけなのでこれだけでもかなり楽になる。

蓋付き排水溝が中央だったら

作業台の下や、機械の下にある蓋は危険が無いのでこれは取ってしまう。後の蓋はそのままにするが、清掃の方法を変える。普通は蓋を取って内部と蓋を清掃し、蓋を元に戻してお終い、となるが、新しい方法は、蓋を清掃したら元に戻さないで、溝なり他の近い場所に立てかけて変えるのである。「清掃後の蓋を元に戻してはいけない」のである。ほんの少しだが早く帰れることになるが、それだけではなく、早く乾燥するので、湿度低下とカビ対策に良い。一般的衛生管理の実施には、清掃した人以外が「確認」することが必要だが、これだと目視確認がすぐに出来る。そして蓋は翌朝作業は始まる前に戻せばよい。

カッティング作業など、作業台に張り付いての作業者の足下の板や台の清掃も同じで、裏側まで清掃したら、元に戻さないで、作業台の脚などに立てかけて帰ればよい。乾燥と清掃確認作業のために良いのは同じことである。

カビ対策を無くす方法

カビの清掃や対策、カビ防止剤の塗布、スプレーなど、カビに悩んでいる工場は多い。清掃するのは大変だし、化学物質を使えば費用はかかるし、使わないほうが良いのはもちろんである。このための最良方法は湿度である。「湿度43%以下を、毎日3時間キープ」することで、カビをそれまでの状態よりも増殖させないことが出来る。これは研究データもあり明らかだし、家庭用の除湿機の製造メーカーのパンフレットを見ると、こういったデータを元に機械の能力を割り出しているようだ。

製造作業後、清掃は水きりをしっかりとして終わりとなるが、それでも湿度は残っている。そこで帰るとき、除湿機なり空調の除湿運転があればそれを動かして帰る。工場では無人の状態で除湿が行われ続け、除湿機の能力にもよるが、数十分から長くても2〜3時間もすれば湿度43%以下まで落ちるようにしておき、43%以下になった時点から3時間さらに運転を続けたら、タイマーでスイッチを切る。除湿運転をこの時点でやめるのは、電気代の節約である。何しろ3時間以上キープすればよいのだから。そのまま朝を迎えた工場内は、サラッと爽やかで、カビは増殖をしていない。これを始める最初の時点でそれまで長年の間にたまったカビを徹底的に掃除をして最小にしてからこの除湿運転を始めればよい。カビ対策は不要になる。


うめつぶし作戦

ある工場で、工場内の階段の下と奥が清掃しにくく、虫の発生原因になっていることがわかった。そこでここをどうやって清掃したら良いかを検討したのだが、良く考えてみたらこの場所は全く使っていないので、モルタルでうめてしまえとなった。階段の下はうめられて無くなったので清掃不要になった。別の工場では、冷蔵庫の上のすき間が埃だらけになっていて、この清掃が大変だったので、階段の下と同じ考え方で、密閉してしまった。ここも清掃不要になったのである。
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