vol.699 ガラス片、プラスチック片の混入対策-1

2013/04/25 19:13 に 加藤光夫 が投稿   [ 2013/04/28 16:27 に 松本リサ さんが更新しました ]

先日フライ製品の回収があった。

記事によると「フライヤーの上に取り付けた10センチメートル角の照明設備内側のガラスカバーが半分ほど破損していて落下した」というもの。

これとは別の事故でも、製造機械の計器を保護しているガラスカバーが割れて混入、というものもあった。


11月の初めから3週目までの間、新聞の社会面の食品回収や代金返還などの広告の約半数は賞味期限誤記などのラベル印字間違いであった。つまり製品に問題が無いにも係わらず、表示ミスによる回収だ。

それ以外では異物混入が多く、その中ではガラスとプラスチック片の混入が最も多い。

電灯本体ではなく関連設備の危険性

ISO220026.6 照明の項では「照明設備は破損の際に、材料、製品、又は装置を汚染しないことを確実にするため、保護されていなければならない」とある。

審査や工場チェックなどで、照明の非破散対応に対して、天井に取り付けた照明は、何かをぶつけでもしない限り割れないのに、うるさい指摘をされるようになってきた、と考えている工場は、口には出さないまでも多いようだ。

しかし、たった3週間の広告でこれだけの異物混入事故を目にし、広報されていない事故も含めると相当な数になるだろう。

ガラスやプラスチックは毛髪や虫と違ってケガをするから、細心の注意を払わなくてはならない。

さて、ある工場の電球を外してみたところ、電球を点灯している時には見えにくいのだが、反射板を取り付けているネジが2本とも緩んでいて、一本は落下寸前であった。反射板の周囲の塗装は剥がれている途中で、小さい破片は着々と落下して行くだろう。白い反射板の表面塗装も一部が浮いてきていて、これもそのうち剥がれ落ちるだろう。


別の照明も見たらこれはひどいもので、反射板の塗料の一部は既に落ちている。

食品工場は、かなりの数の照明がある。その周辺は高温や低温といった過酷な環境、更にミストとなって飛び広がる油や蒸気、機械の振動……。大変な環境にあるのだから、電球や蛍光灯の破損は無くとも、かなり危険な状態にある。

来週「対策」へ続く

Comments