多層階のゾーニング

2013/03/30 18:46 に 加藤光夫 が投稿

ある工場は3層の建物で製造をおこなっている。1階に原材料と製品倉庫があり、入出荷を行っている。

原材料は3階に行って下処理される。

そのあと2階に降りて、調理とインナーパックされたあと、1階に降ろして外箱に入れられ、製品保管、そして出荷される。

製造に使えるエレベータは1つしかない。

こういった多層で製造している工場でのゾーニングをどうするかという質問は多い。

 

このような場合、エレベータを凖清潔ゾーンにする。

そして、エレベータの出口付近を、乗せ替え場所にする。

 

1階の原材料は、外箱から出して中身だけをエレベータ前の乗せ替え場所でキャスターに乗せ、凖清潔ゾーンのエレベータを通って3階に上げる。

3階は凖清潔ゾーンの下処理室なので、ゾーニングはエレベータ内と同じだ。

下処理された食材は、キャスターに乗せられ、2階に降ろす。

エレベータの2階で出て来た食材は、乗せ替え場所で清潔ゾーンのキャスターに乗せ替えて、調理ラインに入る。あるいは、エレベータで乗せ替え場所に出された食材をそのまま乗せ替え場所の隣から調理ラインが始まっていれば、そのままラインに投入出来るかもしれない。

調理され、冷却され、インナーパックされ、金属探知機を通してサンテナに入れられ、乗せ替え場所を経由して、凖清潔ゾーンのエレベータで1階に降ろされる。金属探知機は2階でなく、1階のエレベータを出たあとに通してもよい。

1階の乗せ替え場所から出たら汚染ゾーンになり、外箱段ボールに入れられ、製品倉庫、そして出荷になる。

 

2階で下処理の準清潔ゾーン、そのあと3階で調理の清潔ゾーンとなっていても基本的に同じだ。

1階で外箱から出された食材が、凖清潔ゾーンのエレベータを通って2階に上がり、この準清潔ゾーンで下処理されたら、凖清潔ゾーンのエレベータを通って、3階に上がり、エレベータ前の乗せ替え場所から清潔ゾーンの調理に入り、インナーバックまで終わってからサンテナに乗せられ、凖清潔ゾーンのエレベータを通って1階に降ろされ、出てから外箱に入れられ、製品倉庫から出荷となる。

 

各階のエレベータ前の構造は、ラインで表示、チェーンで仕切り、ビニールカーテンで加工、クリーンブース式に囲う、といったように、規模によって対応することが出来る。

もちろん2台以上のエレベータがあれば使い分けてゾーニング間の移動が出来る。

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