除湿

2012/12/11 1:09 に 松本リサ が投稿   [ 2012/12/11 1:09 に 加藤光夫 さんが更新しました ]
湿度が高いとカビ、細菌増殖、虫の内部発生の問題になる。建物そのものも早く劣化してしまう。
工場が稼働している時は、蒸気の発生で低湿にすることは困難だし必要は無いが、稼働終了後、翌朝の稼働までの間に低湿に落とす必要がある。
理想的には、湿度43%以下に、3時間以上キープ出来れば、カビの増殖は無いというデータがある。しかしそこまで下げられない場合でも60%以下に出来れば良好だ。

終業し、清掃洗浄した後、水切りをし、その後翌朝の稼働までにこれが出来るように対策をとる。



まず、それぞれの作業室がどのような湿度になっているかを確かめる。
翌朝まで高湿になってしまっている場合は既にカビの問題が出ているはずだ。ある新設工場では湿度対策がとれていなかったため、1年したら天井にカビがしみ出して来た。天井裏はかなりのカビになっていることだろう。

朝、工場稼働前に湿度を測り、低湿状態なら問題無いが、高湿なら、対策をとる必要がある。

対策は、換気と除湿器の投入になる。

換気での対応は、作業終了後の空調の稼働だ。
除湿または低レベルのクーラー運転を行い、湿度の変化を計測してみる。

適切な湿度に下がってから3時間ほどそのまま運転し、そして電気代節約の為にタイマーで停める。その時間を作業室ごとに調べ、設定時間を決めておけばいい。

空調運転で対応出来なければ、数十坪程度の作業室なら2万円程度で売っている家庭用の除湿器を入れるだけでかなりの効果がある。

家庭用の除湿器のタンクは小さいのですぐにいっぱいになってしまうので、排水が出来る場所に置けるのなら、ホースで垂れ流し出来るようになっている機種を選ぶ。24時間動かしっぱなしにしておけばいい。これで大体3年ほどの耐久性はあるようだ。壊れたら買い直せばいい。

どの程度の効果があるか確かめる為に、小さな作業室を選んで、一台買って入れて試したらいい。入れる前の一週間ほど湿度を測り、導入後の湿度がどうなるかを見てみる。

効果が判ったら、他の部屋、メインの部屋に入れて行けば良い。

大きな作業室で数台入れて対応しているところもあるが、効果抜群だ。

家庭用で対応出来なければ、業務用の中型が数十万円、かなり大型設備だと数百万円といったものになる。

冷蔵庫に面した作業室の壁が夏場結露が激しい場合、扇風機と併用するといい。業務用の扇風機は5千円から1万円程度で売っている。

天井裏が結露する工場は深刻で、放っておいて天井が落ちた例がある。

これはどういう状態かと言うと、湿気が溜まり、壁や柱、天井裏すべてが湿気を帯び、更に水分が水となって溜まり、隙間や電源のソケット口等から水が下の作業室に落下していく。電気配線の漏電の心配も出て来る。

この対応策は、天井裏の換気になる。湿度が少ない作業室の上から、湿度が高い作業室の方向に向けて通気すると結露になりにくくなる。
換気口は虫が入らないようにフィルターをつける
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