床の衛生管理は泡洗浄で

2012/12/17 18:47 に 松本リサ が投稿   [ 2012/12/17 18:47 に 加藤光夫 さんが更新しました ]
床の衛生管理は泡洗浄(フォーム洗浄)を行なうことだ。
泡洗浄というのは、洗剤を水で希釈した泡を吹きつけ、30分ほど放置して汚れや泡を浮き出させ、そのあと水を流してから水切りをして、乾燥させる方法だ。人が風呂に入って、石鹸の泡で洗うのと同じで、汚れや脂分が良く落ちる。

泡洗浄をする為には、環境が整っていなければならない。段ボールに入った資材、包材や伝票など、塗れては困るものが、床から近い位置にあると出来ない。
しかし、厨房の作業台下にそのようなものがあるということは、それだけで衛生管理がしにくくなっていることになる。ゴミ、埃、異物が、厨房内にあるからだ。
その為に、それらを整理する。そうすると、泡洗浄がやりやすくなる。言い方を変えると、泡洗浄をやろうと考え、その準備をやることそのものが、衛生管理を向上させることになる。
厨房の作業空間をすっきりさせることだけで、異物が少なく、衛生管理がしやすい状況にすることが出来る。そうなったら、泡洗浄が出来るようになるわけだ。

もうひとつ準備として、作業台、厨房機器、棚などの下の部分を、床から離す、高くすることだ。床から15センチ以上の隙間が空いていると、ブラシが入るので、清掃そうのものがやりやすくなる。汚れ溜まりが無くなり、虫の発生源が無くなる。そして泡が床の隅々まで行き渡り、簡単にきれいにすることが出来る。
この為に、作業台下の物置棚を位置を上げたり、ラックの最下段の位置を上げる、あるいは最下段を取り去って、そこにはキャスターを差し込むようにする。キャスターなら洗浄時に簡単に移動出来る。
床の部分だけでは無く、壁部分も見てみる。厨房機器が壁にぴたりとついていると、そこの隙間の洗浄が出来ない。そのわずかな隙間は、汚れと虫の発生源になってしまう。ここも出来れば15センチ以上離すと、清掃洗浄しやすくなる。



準備が出来たら泡洗浄を始めることが出来る。ここまでの準備段階だけで、厨房がかなりすっきりすることだろう。
フォームガンの引鉄を引くと、洗剤と水が混合された泡が吹き出てくる。これを壁際から厨房の中央、あるいは床が徐水の為の斜面になっているところは、高いところはら低いところに向けて泡を吹きかけていく。
床に近いところに電源コンセントなどがあると困るが、そうでないところは、壁の腰位置ぐらいからかけると良い。基本的に壁の洗浄は、腰位置から下は「毎日」の頻度が望ましい。
泡を吹きつけてから30分ほど放置しておくと、汚れや脂肪分が浮き出てくる。ある程度の大きさがある厨房なら、端から泡を吹きつけて行くと、最後まで行なう頃には最初に泡をかけた部分は30分は経っているので、もう大丈夫だ。
洗車や庭木の水まきに使う散水ノズルを付け、水をかけて泡を洗い流して行く。
これできれいになる。

ブラシをかけなくても良いか、ということだが、泡洗浄を最初に始める時、それまでに溜まったこびりついた汚れは、ブラシでしっかりと落とす必要がある。しかし泡洗浄を毎日始めるようになると、一日分の汚れだけになるから、ブラシを使わなくてもきれいになる。ということは洗浄作業が簡単になり、効果も最高になるということだ。

水をかけたあと、もし床が水切りが出来る斜面になっているのなら、そのまま放っておいても徐水される。そうでなく、水が溜まったままになっている場合は、水切りワイパーを使う。
水が床に溜まったままになっていると、湿度が落ちないので、カビ増殖の元になるのだ。
洗浄終了後、翌朝までの間に、湿度が落ちない場合は、タイマーを使ってある程度の時間空調を回したり、除湿器を動かしたりする。それ程大きくない厨房なら家庭用の除湿器でもかなり威力がある。
泡洗浄は、床だけでなく、機器にも使える。また、汚れの状況に合わせた洗剤が色々あるので、厨房に合ったのをを選定する。

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