974号 金属探知機は必要か-3 粉体製品の場合

2019/02/08 19:05 に 加藤光夫 が投稿

オーストラリアのパースから東へ500キロばかり入ったところに天然の塩採掘場がある。18キロ✕8キロという広大な塩が浮き出た湖に塩が広がっている。これを夏季の水が無いときに露天掘りをする。
露天掘りといっても、ブルドーザーで表面を削り取るだけで、夏季の採掘が終わって翌年までの間に西のインド洋から吹いてくる塩を含んだ風がこの湖の東側にある山にぶつかって落ち、また塩が堆積するので、永遠に採掘が出来るわけだ。
ここで採掘した塩はパースの南にある港町フリーマントルの工場に運ばれて、メッシュをいくつものタイプに調整生成されてパッケージされ、日本にも一部来ている。
この工場にも金属探知機は無い。加工精製の過程で強力なマグネットが設置され、採掘のときにブルドーザーから入る可能性のある金属を取り除くことが出来る。
随分前に最初に日本にこの塩を入れる準備段階で、日本側から金属探知機がないことを指摘された。そこで、問題無いことの証明のために、一ヶ月金属探知機を借りて、すべてのアイテムを通してみた。結果、1件も引っかからなかった。当たり前だ、砂鉄のように小さな金属が入っていたとしても、全てマグネットが吸い取ってしまうからだ。そして、金属探知機無しでの日本への輸出が始まった。
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