1035号 人手不足の中でのHACCP-7 泡洗浄は殆ど一人でできて効率的,効果的,省力

2020/05/29 0:10 に 加藤光夫 が投稿

そして、泡洗浄を行う。
清掃洗浄というと皆でやる、という考え方が一般的だが、高効率を考えたら省力化でできるのが一番いい。泡洗浄は、泡洗浄機を使ってかなりの場所を一人でできる。
泡洗浄機は、大型、中型、小型があるが、小型工場ではもちろん小型でいい。
小型泡洗浄機は自動車の洗浄に使っている低価格のがあり、2千円以下で買える「フォーム ガン」で検索。工場で使っているコンプレッサーを動力にするタイプだ。コンプレッサーのノズルからのホースを泡洗浄機に接続すればいい。
コンプレッサーがない場合、水道水の圧力を利用する泡洗浄機もある。泡の状態はコンプレッサータイプより良くないが、結構使える。
洗浄機のタンクに希釈した洗剤液を入れる。洗剤は今まで使っていたものでもいいが、泡洗浄専用の業務用のものがあり、洗浄機能のみのタイプと、殺菌機能が付加したタイプがある。
殺菌機能付きの洗剤は少しコストが高いが、刺し身やカット野菜といった非加熱食品を直接加工するスライサーやミキサーなどに使うと効果的だ。最近は金属に対する酸化がしにくいタイプになってきている。また、ヤシノミ洗剤などの天然系も使える。(泡の状態はあまり良くはないが)
ゴミ清掃をしたあと、製造機の部品など分解洗浄する部分は外して、これは洗剤を使ってブラシで擦り洗いをする。それ以外、床、壁、製造機械の本体、作業台、コンテナなどは、そのままに置いておいたり、泡がくまなくかかるように置いておく。
そして、泡洗浄機で製造室の端から順にかけていく。壁、床、機械本体は上から下へ、排水口に向かって、端から端にかけていくと、製造室内が泡で覆われる。
端に着いたら多分20分以上は経っている。この20分以上が重要で、泡を洗浄面に貼りつかせておくのだ。泡洗浄機なら微細が軽い泡が出るので、壁や機械の壁面といった垂直面でも貼り付いて、表面の汚れ、脂肪分などを浮き出させる。
20分以上泡を貼り付かせておいてから、今度は最初に泡をかけたところから同じ順にすすぎ水をかけていく。
つまり、泡をかけていくのは一人でできる。泡洗浄機は一人でしか扱えないからだ。その同じ人が再びすすぎ水をかけるので、泡かけとすすぎがすべて一人だけでできる(一人でしかできない)。大半を一人でできるのだ。
このあと、水切りと乾燥だが、床に傾斜が付いていて自動的に排水できるならそのまま乾燥に入ればいい。もし床に水たまりができて残ってしまうようならワイパーで水切りをする。
乾燥は、空調の除湿運転、送風運転、あるいは扇風機、除湿機などでタイマーセットして終わりだ、もう帰っていい。
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