『5S』ができていないと食中毒に・・・

2012/12/17 19:19 に 松本リサ が投稿   [ 2012/12/17 19:20 に 加藤光夫 さんが更新しました ]
東日本の給食もやっている総菜と弁当の工場からの簡易クリニック依頼は「どうもウチは衛生管理が良くないように思うから見て欲しい」というものだった。
行く前に、専門業者に工場内のふき取り検査をしてもらうように依頼し、その結果が出てから行くようにした。

結果が出たというので行ってみたら、青い顔をしている。検査結果が悪かったのだ。土壌菌まで出てきた。
清掃終了後だという工場内は、どこもここも「何でこれが清掃後?」どう見ても清掃前の状態で、機械の下や隅の方を見れば、積年の汚れがたっぷりたまっていて、風呂無しで数ヶ月放浪している旅人のようだ。
「5Sしかない、早くやらないと大変なことになる」と宣言し、数ヶ月後、再依頼が来たので行ってみたら、同じ状態。
「いったいどうして?」こうなのか聞いたら「言うこと聞かないんですよね〜」
だから私に来てもらって、ハッパをかけてもらいたかったらしいのだが、部外者が来ていきなり「掃除しろ!」などと言っても「なんだこのヤローは」となるだけである。当事者のトップが毅然たる姿勢で取り組まなければ、本物にはならないので、その説明をした。

そして、数ヶ月後、給食に提供した煮物の土壌菌で食中毒を出してしまい、地元報道までされてしまった。
大鍋で再加熱をしたが、分かっている担当者が不在で、盛り付け担当者が見よう見まねでやった結果の加熱不足だった。

三度呼ばれ、この大事故をきっかけに、2年ほどの活動をし、やっと良くなった。
最初からそうしていれば事故なんか起こらなかったのに。


東北の総菜センターに呼ばれたので行ってみたら、「5S」の基本通り出来ている。

こういうのを見ると、うれしく、感心し「素晴らしい」と言ったが、それにしてもどこかで見たやりかたがあちこちにあるので、担当者に聞いてみると、フーズデザインのホームページや記事を見て、その他業界の参考書などで勉強して「とにかく素直にそのまま」構築したそうだ。

「まねしてすみません」なんて言っていたが、とんでもない!とてもうれしかった。


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