豚肉を使った惣菜

2013/05/25 16:26 に 松本リサ が投稿
ハム、ソーセージが、ここ数年、全体的に伸びていない。ソーセージのヒット商品は、日本ハムの歴史的ヒット商品「シャウエッセン」や、最近ではプリマハムの香りの付いたソーセージなど、時々出て来ているが、全体としては伸び悩みである。ハム、ソーセージは、豚肉の加工品のメインであるが、マーケットは飽和状態になってきて、頭打ちという状況なのである。


97年3月中旬のソーセージの売れ筋ランキング(日経テレコンPOSデータより)

1.日ハムシャウエッセン特選ポーク荒挽買得150GX2

2.伊藤 グルメウインナー あらびき   14OGX2

3.丸大 燻製屋 2段熟成あらびきポーク 110GX2

4.プリマ 黒豚あらびきウインナー    115GX2

5.日ハム アンティエソーセージレモン&パセリ190G

6.グリコ あらびきウインナー 買得   150GX2

7.伊藤ポールウインナソーセージロイヤル1O本35OG

8.日ハムあらびき物語ウインナーソーセージ130GX2

9.伊藤 あらびきポークビッツ ウインナー  11OG

10.日ハムアンティエソーセージマイルドスパイス190G

11.日ハム シャウエッセン 特選ポークあらびき150G

12.伊藤バイエルンP&ビーフあらびき特選増16OGX2

13.日ハムウイニースキンレスウインナミニサイズ105G

14.雪印食 パリパリウインナー お買得  130GX2

15.伊藤バイエルン特選荒びきポーク&ビーフ145GX2

16.伊藤 チーズインウインナー        125G

17.伊藤 Fキッチン ウインナー しそあらびき2OOG

18.日ハム アンティエ ハーブ&ペッパー 7本190G

19.伊藤 皮なしフランクキッズ      15OGX2

20.日ハム アンティエ バーベキュー 無塩せき190G

21.伊藤 フランクキッズ 皮なし       15OG

22.伊藤 あらびき ポークビッツ お買得 11OGX2

23.プリマ うす味腸詰ウインナー       105G

24.伊藤 ファーマーズウインナーあらびき法蓮草2OOG

25.日ハム アンティエ チリペッパー 無塩せき190G

26.日ハム ウイニー ミニ        105GX2

27.プリマ ポークリッチ ウインナー   105GX2

28.グリコ 朝こそウインナー あらびき 特級 310G

29.プリマ 黒豚あらびきウインナー    160GX2

30.プリマ プリモア 特選絹びき仕上げ買得140GX2

31.伊藤 バイエルン特選あらびきポーク&ビーフ145G

32.伊藤Gテイスト荒挽ポーク&チキンウインナー5OOG

33.伊藤 あらびき グルメウインナー     14OG

34.プリマ 黒豚あらびきウインナー      115G

35.プリマ カルパス 十勝産       115GX2

36.グリコ 皮なしウインナー お弁当ミニ   100G

37.グリコ あらびき ウインナーソーセージ  430G

38.プリマプリモア特選絹びきウインナー買得130GX2

39.伊藤ファーマーズにんじん&ごぼうウインナー2OOG

40.丸大 あらびきレジェンヌ ウインナー 145GX2

41.日ハムレーゲンスブルガーポークフランク5本210G

42.丸大 レジェンヌ あらびきウインナー   360G

43.伊藤 あらびきグルメ フランクフルト   33OG

44.伊藤さわやかP薄切ビアソーセージP&ビーフ12OG

45.米久 スーパーあらびき ソーセージ  200GX2

46.丸大 あらびきソフトウインナー      455G

47.伊藤 バイエルン特選あらびきポーク&ビーフ215G

48.プリマ 特選品 あらびきウインナー    500G

49.日ハム ウイニー             135G

50.日ハム シャウエッセン 特選ポークあらびき238G


そんな中で、豚肉を使った惣菜の伸びが大きく、各メーカーとも「肉惣菜」の製品の開発に力を入れてきている。肉惣菜製品は、シューマイ、ギョウザ、トンカツ、ミートボール、角煮などの中華製品、ハンバーグといったもので、同じく日経テレコンPOSデータの最近のランキングは以下のようになっている。


97年4月中旬の畜肉製品の売れ筋ランキング(日経テレコンPOSデータより)

1.日ハム 荒挽グルメイドステーキ1枚増量5枚300G

2.日ハム あらびきグルメイドステーキ 4枚 240G

3.石井 おべんとクン ミートボール   120GX2

4.日ハム 焼豚伝説 本格強火焼 ブロック  245G

5.日ハム チキンナゲット12個ソース40G付240G

6.日ハム チキチキボーン 10%増量 23+225G

7.明ケン 直火あぶり焼豚 スライス     110G

8.石井 おべんとクン ミートボール   120GX3

9.日ハム テリヤキ一番若鶏チキンステーキ110GX2

10.日ハム炭火焼ハンバーグ和風きのこソース120GX3

11.石井 チキンハンバーグ         90GX3

12.伊藤 元祖あぶり焼パストラミCステーキ3個24OG

13.石井 おべんとクン ミートボール 10個 120G

14.日ハム 炸肉丸子 甘酢肉団子     150GX2

15.日ハムチキチキボーンスパイス風味増量45+225G

16.プリマ ミッキーマウス チキンナゲット  200G

17.伊藤 焼いておいしいハムステーキ 3枚  17OG

18.日ハム 本格直火焼 焼豚 切りおとし   100G

19.プリマ黒王黒豚荒挽ステーキポークソーセージ150G

20.グリコ 神戸山の手異人館ハンバーグステーキ150G

21.プリマ直火焼ハンバーグ増ソース60G付100GX4

22.日ハム ハンバーグの王様 デミグラスソース170G

23.丸大 ホットビット チキンバースパイス入り240G

24.マルシン ハンバーグ            85G

25.伊藤元祖あぶり焼和風てりチキンステーキ3個24OG

26.日ハム 香味ステーキ スライス      160G

27.日ハム おべんとうなかま のりまきチキン 190G

28.日ハム 網焼き焼豚 チャーシュー ブロック230G

29.日ハム あらびきハンバーグ 1個増量 100GX4

30.伊藤 ポーク&ビーフあらびきステーキ得3枚17OG

31.伊藤 チキンランド チキンナゲット    22OG

32.日ハム ハンバーグの王様 和風おろし醤油 170G

33.丸大 焼豚 ブロック       400~476G

34.日ハム テリヤキハンバーグ      100GX3

35.プリマ 直火焼ハンバーグ        95GX3

36.丸大 直火焼ハンバーグ ソース付   100GX4

37.グリコ 函館山の手異人館ハンバーグソース付150G

38.日ハムわが家の味揚げだしチキンきざみ海苔付280G

39.マルシン ハンバーグ          85GX3

40.伊藤 黒の逸品 黒豚やきぶた スライス   75G

41.ヤマモト成城家族ハンバーグステーキソース付140G

42.日ハム ミートボール          95GX3

43.伊藤 こんがり焼ハンバーグ デミグラス  4O5G

44.プリマ ミッキーマウス ハンバーグ    200G

45.伊藤我が家はレストランイタリアンハンバーグ14OG

46.グリコ神戸山の手異人館PディナPハンバーグ120G

47.ヤマモト ミニハンバーグステーキ    45GX2

48.日ハム からころりん から揚げ しょうゆ味280G

49.日ハム 炸肉丸子 甘酢肉団子     150GX3

50.伊藤 さわやかパック 焼豚 うすぎり新もも115G


肉惣菜は、豚肉と鶏肉が中心だが、この中で豚肉製品についての傾向を見てみる。


ハムステーキ、荒びきステーキ

欧米では、ハムを厚切りにしてステーキ状に調理して食べるのが一般的である。バーベキューでもハムを良く焼く。これを日本のマーケットに持ち込んで数年前にハムステーキが初めてヒットをした。これがそのまま長続きをしてきており、ハムのステーでだけではなく、荒びきにしたソーセージをステーキ状にしたものも良く売れている。ハンバーグやソーセージを作るときに、原料肉をグラインド(ミンチ)にするが、軟骨や筋が残らないように一般的には3ミリの大きさで最終的に挽く。しかし、これよりも荒びきにすると、食感があり、肉を食べているという感じがするので、荒びき志向の製品も望まれている。荒びきにするには、原料肉に筋、軟骨が入ってはいけないので、コストは高くなるが、それなりのマーケットがあるわけである。


ハンバーグ

最もポピュラーな肉惣菜になるが、それだけに競争も激しい。特徴を出すために、味、食感などに各社ポイントを出しているが、まず、焼き方を美味しいイメージにした、「炭火焼」「直火焼」がある。高級なステーキハウス、レストランなどではステーキを炭火で焼いて、炭の香りを出し、肉の余分な脂肪を落として、さっぱりとした肉にしているが、それをハンバーグに使っている。米国の家庭でのバーベキューでは、牛肉をただまとめただけのハンバーグをそのまま焼くが、これがうまい。

もう一つの特徴付けは、和風である。「和風きのこソース」「和風おろし醤油」と言った形で、ソースを和風にしている。和風は長いトレンドになっている。日本人だから和風は当たり前なのだが、肉食が始まってから長い間肉は洋風でなければならないのが当然のこになっていて、和食で食べる感覚はなかったのだが、肉を食べ慣れるに連れて、和食の中に自然に入り込んできた。著者は15年ほど前に、ある大手醤油メーカーに、「ステーキを醤油で食べさせるキャンペーンをしたらどうか」という提案をしたことがある。牛肉に限らず、豚肉のステーキ、鶏肉のステーキでも、醤油は良く合い、醤油に生姜を入れたり、大根オロシを入れたりすると、肉がさっぱりとおいしく食べられる。これを提案したのだが、このメーカーは全く反応が無く、やめてしまったことがある。そして一昨年ぐらいだったか、このメーカーからやっとステーキ用の醤油が出されて、売れているようだ。

もう一つは、和風ソースとは逆で、本格的なデミグラスソース付きである。「ハンバーグの王様 デミグラスソース」「こんがり焼ハンバーグ デミグラス」といったものである。

鶏卵肉情報センター「養豚情報」97/6月号より
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