協同組合東部給食センター(埼玉県草加市、0489・31・9195、國井春雄理事長)は、(社)日本弁当サービス協会のHACCP高度化基準第一号の認定を得て、八潮工場(埼玉県八潮市)の建設に着手、現在工事は順調に進捗している。今年7月(予定)の完成時の生産量(予定)は、五万食/日で、弁当給食業界では国内最大級の工場となる。
新工場の建設は日立プラント(東京都千代田区、03・3292・8111、浜田邦雄社長)が担当し、建築、生産設備、空調・衛生・給排水・電気・ユーティリティ設備を、計画から設計、施工まで一括でまとめる独自のトータルエンジニアリング技術を駆使して納入する。
建設に当たっては、今回の新工場のコンセプトである(1)自動化・合理化・省エネルギー化(2)HACCP認定取得(3)ドライ化(4)高齢者および作業者の負担軽減(5)稼働率の向上を実現するため、日立プラントの開発した各種のキーコンポーネントの採用をはじめ、さまざまな配慮を行っている。
また、新工場は“だれでも、いつでも”見学できるコースや多目的ホールを設けて地域に開かれたモデル工場を目指している。
新工場の特徴と概要は次の通り。
〈特徴〉(1)工場内を「清潔」「準清潔」「汚染」の各区域ごとに床面を色分けし、管理区分の明確化を図るとともに、空調・換気設備を適切に配置することで、粉塵の飛散と結露の発生を抑制(2)人や物の流れを一方通行とする動線計画や隔壁の配置など、交差汚染・二次汚染防止を考慮したレイアウトとした(3)洗浄性の高い排水桝を設置するとともに、空調空気で床面を乾燥させ、微生物増殖を防ぐ「床ドライ化空調システム」を開発・採用(4)調理釜から発生する蒸気や油煙を効率的に排除し、調理室の衛生向上を図る「層流型換気フード」を開発・採用(5)原料入荷から製造、出荷までCCP(重要管理点)の温度・加熱時間など種々の情報を、監視・記録するHACCP監視システムを導入するとともに、二時間以上の配送には保冷車を採用(6)調理時間の搬送設備、食器の自動洗浄・乾燥装置の採用による効率化、急速食材冷却装置の採用による鮮度保持を実現
〈概要〉(1)所在地=埼玉県八潮市新町一‐一(2)敷地面積=九五七九平方メートル(3)延床面積=一万二七七九平方メートル(4)建屋=鉄骨造、調理棟五階建て、管理棟三階建て(5)完成年月日=平成13年7月(予定)(6)総工費=約三八億円