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現場のISO22000-5.安全は、工程で作り込め

マネジメントシステムは最初ISO9000(品質マネジメントシステム)シリーズがスタートして普及が始まった。
物を製造すると、不良品がどうしても出る。
不良品は、最終で検査をし、発見し、修理するなり廃棄するなりしていた。
しかし、いちばんいいのは、不良品の発生を少なくする、理想的にはゼロにすることだ。
これをするためには、多くの段階(工程)を経て造られている製品の、それぞれの工程内での精度を高めたほうがよい。工程内での不良、不具合の発生率を最低にできれば、最終製品の不良率が減る。これは大きなコストダウンにもなる。
「品質は、工程で作り込め」
そのためには、工程ごとに、精度の高い製造をするための方法(システム)を、管理(マネジメント)することだ。
ある総菜工場では、ポテトサラダにポテトの皮が時々入っていて、クレームになっていた。そこでこれを何とかしようと、評価Checkすることにした。
工程は、ポテトの皮むき→カット→ミックス組み立て→パック、となる。
最終のパック工程で、目視確認をし、異物が見つかったら取り除く。しかしこれだと中に入り込んだのは見つけられない。
製造手順、工程を見直しActionしてみた。
各工程は別れてはいるが、現場を見ると、大きな作業台の上で、皮むきとカットの作業を一緒にやっていた。両方とも作業はかなり早い、それはいいのだが、皮の端材やカット端材が散らばっている。両方の作業の境目は無いのと同じだ。
ここで混じるのではないか? 皮が、カットされたポテトに入ってしまうのではないか?
そこで、皮むきとカットを分けてみることにした(計画Plan)。
場所の余裕はないので、作業台の中央にパーティションを設け、その中央に窓を開け、皮がきれいにむかれたことを目視確認してから、その窓からカット作業の方に送り込むようにした。同時に、なぜこのようにするかを、現場作業者に認識させた。
実施(Do)して、一ヶ月。クレームは無くなった。成功と評価Checkされた。
そして、この方法をルール化すると同時に、他の製造工程もこういったことが無いか見直しActionし、計画Planすることにした。
「品質は、工程で作り込め」が、この例では「安全は、工程で作り込め」になったわけだ。


著作:株式会社 フーズデザイン 加藤光夫